天王星のハウスは、その人の個性や変化、わがまま、自由奔放がある場所を表している。個性的な人物の出会いを求める。対人関係に刺激を求める。平等な関係を望む。変化のある関係、つまり仲良くなるのも、切れるのも早い。永続性が少ない。他者から変化を持ち込まれる。エキセントリック、風変わりなパートナー、相棒。風変わりな結婚。 天王星のあるハウスは、この人の、我、何者というアイデンティティーの場所を示しているが、この人の場合は、パートナーがアイデンティティーとなっているかもしれない。つまり、○○の妻というのが、アイデンティティーかも。例えば、自分が有名人の妻だったら、自分の名前を語るより、“○○(有名人)の妻です”と言った方が相手によく伝わったりする。また自分にとっての個性、アイデンティティーのある場所なので、こだわりを見せる対象とも言えます。つまり自分は“○○(立派な人)の妻”と言いたいから、しょぼい旦那では困るわけですね。自分のアイデンティティーゆえに、冴えない人とは結婚したくない。よって、パートナー選びはかなりこだわる可能性があります。こだわり過ぎるゆえに、結婚が遅れる可能性もあります。結婚をしない人もいます。もしくは変化を生むかも・・・離婚するということですね。そんな意味で、よく星占いの入門書などには、7ハウス天王星のところに「離婚する」と書かれているのです。実際、私が鑑定していも、7ハウス天王星の人は、離婚歴がある確率が多いように見えます。でも、上に書いた○○の妻と言いたいということは、どういうことか。平たく言うと、自慢できるパートナーという意味ですね。自慢できる彼氏や夫を求めることでしょう。もしくは、パートナーを自慢できるようにするため、パートナーを出世するよう尻を叩いたりします。 男性の場合は、自慢できる妻となるのですが、いわゆる“トロフィーワイフ”というものですね。 そのために、パートナーのことをよく話題にしているかもしれません。上に離婚しやすいということを書きましたが、自慢できるようなパートナーならば、離婚ということにはなりません。ただ、その“自慢できる”方向性というものは、必ずしも社会的地位で立派であるとは限りません。私の夫は“マニアックな陶芸家なの”とか、“地元のインフルエンサーなの”とか、自慢するポイント、こだわるポイントは人によっていろいろですので、他の人にはあまり価値を感じないものであることもあります。さらに平たく言うと、“変わった人”である可能性が高いです。これまた星占いの入門書には7ハウス天王星のところに、パートナーが“個性派”とか“変わった人”と書かれたりしますが、上のような理由によるものです。
7ハウスにある星は、恋愛する相手の条件でもあります。これが揃っていないと、恋愛スイッチが入らないという、その必須条件のことであります。上のように、本人から見て、自慢できる人ということもありますが、天王星のもともとの意味から察するに、進歩的な考えを持った人。自由人。わがままな人。恋愛の傾向としては、性急な結婚と突然の離婚。離婚の方はこだわりが原因かも。天王星のあるハウスは、自由を求める場所でもあるのです。ですから7ハウス天王星の人はパートナーには拘束されたくはありません。