生まれた時に各々が星の配置を示したホロスコープを持ち、そのチャートを見れば、その人の性質、運気が分かったりします。それを知りたい日時のホロスコープを重ね合わせて、2重円を作り、そのアスペクトなどを読むことで、その時期の運気が分かったりします。
人間だけでなく、会社、学校、建物、国、お店などもその設立した日や、オープンした日によって、ホロスコープを持ちます。性質が示されていたりします。人間同士だけでなく、人のホロスコープとそれらのホロスコープを重ね合わせて、2重円を作ることで、相性を読み取ることが出来ます。
もしかしたら、万物にホロスコープがあって、あらゆるものと相性を診ることができるのかもしれません。しかし残念ながら、製品の場合、なかなか製造完成年月日を知ることができませんので、その検証はできていないです。
実際にホロスコープを読んで、星占いの醍醐味を味わってもらいたいですね。
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星占いを始めよう 星占いをする=ホロスコープを読む
これまで12星座占いだけを楽しんでいた人が、さらに興味を持って、星占い、西洋占星術を本格的に勉強しようとすると、必ずホロスコープという図に出会うことになります。
今はネット上にも、多くの無料ホロスコープ作成サイトがあり、左のような図を目にして一瞬、驚かれることでしょう。 これが西洋占星術のホロスコープチャートと呼ばれる図です。 中には赤や青色の線が中の記号同士を多く結んでいて、複雑さがより一層増しているものも多くあります。 まるで“魔方陣”のような幾何学的で、不思議な図でありますが、この図は個人の生年月日、生まれた時間、場所によって異なったものになりますので、まさに個人の“カルテ”のようなものです。このホロスコープが読むことが、星占いをすることなのです。 ホロスコープを作るための無料サイトは 「My Astro Chart」「さくっとホロスコープ」「無料ホロスコープ作成」などがあります。 一度作ってみてみましょう。「My Astro Chart」は広告が多いのでお薦めしにくくなりましたね。
注:上のホロスコープチャートは見本のため、かなり簡単な形をしています。本来は、もっと線が斜めになっていたり、外の記号の位置が複雑な位置にあったりします。
難しそうに見えるホロスコープ。図の要素を分解して、読み解いていきましょう。
ホロスコープは、アスペクト、ハウス、星座の3つでできている。
ホロスコープチャートの図は、3つの要素から構成されています。
①星同士の角度(これをアスペクトと言います) ②星がどのハウスに入っているか。 ③星がどの星座に入っているか。 この星座のことをサインと言います。 これは星占いの基本であります。 星占いは、アスペクト(星)、ハウス、星座(サイン)でできているのです。 星座はともかく、アスペクト、ハウスは聞きなれないことでしょう。アスペクトは直訳すると“角度”。ハウスは“家”ですね。 この3つの要素に分けて考えていきましょう。
ポイント:アスペクト、ハウス、星座とも、個々でも十分に占いとして使えます。1つよりも2つ、2つよりも3つをトータルで読めば、より精度が高まるというように理解して下さい。
ホロスコープを読む = 星たちの位置を読む
①アスペクト:星同士の角度を読む
ホロスコープチャートの円の中には、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10個の星が、記号で書かれています。 10個の星たちにはそれぞれ意味があります。 星占いをするのに、この星たちの位置が重要になってきます。 ホロスコープはこの星たちの位置を読むことから始まります。 まずは、星同士の位置関係を角度で読みます。これを“アスペクト”と言います。 星同士が、0度、60度、120度、90度、180度など、特定の角度を形成していると、良い意味やハードな意味が出てきます。
②ハウス:星がどのハウスに入っているかを読む。
上のホロスコープチャートの図から、内側の①から⑫のハウス、MC,ASC,IC,DSCと10個の星を抜き出してイメージしてみましょう。 ハウスとは、右の図のように逆時計回りに円が12等分されていて、それぞれにどんな場面、人生や生活シーンに影響するかが示されています。 10個の星がどのハウスに入っているか、散らばっているかを読み取ることで、人生や生活シーンが影響がされているのかが分かります。 MCは天頂。ASCは東の地平線。ICは地面の真下。DSCは西の地平線を表しています。 これらの線上にある場合は、特に強い意味合いが出てきます。 太陽を含めた空は1日で1周します。
太陽を含めた空は1日で1周します。つまりハウスは生まれた時間によって、変化するものです。生まれた時間が分からないとハウスを作成できません。場所の情報も必要になってきます。
③星座(サイン):星がどの星座に入っているかを読む。
上のホロスコープチャートの図から、12星座と10個の星を抜き出してイメージしてみましょう。 左の図で、円周上にあるのが、12星座のマークです。何となく見た覚えのある人も多いのではないでしょうか。 おひつじ座 から うお座 までのエリアが描かれています。 私たちが普段よく使う「○○座」というのは、太陽が入っている星座のことです。左の図で言えば、この人はふたご座ですね。正式なホロスコープ星占いでは、10個すべての星の星座を読んでいきます。
上のアスペクト、ハウス、星座の3つで読み取れたものを総合して、その人の性格や運気を読んでいきます。
ハウスは生活や人生の場面との関わり、星座は性格的なものを示しています。アスペクトは、本人の性格、未来予測、相性を鑑定する時に使います。
よく星が「何が」、ハウスが「どこで」、星座が「どのように」と例えられます。
星座は性格や風合いといった修飾語的なものとなります。
アスペクト、ハウス、星座の3つをどのように合わせていくには決まりが無く、ミックスバランスの具合こそが、その星占い師の個性と言えるでしょう。
ポイント:アスペクト、ハウス、星座の3つから出てくる情報は多く、中には矛盾するような意味合いのものが出てきます。アスペクト、ハウス、星座のポジションを頭の中で整理しておきましょう。また自分なりに優先順位を付けていくと良いでしょう。
私の個人的な意見では、MC,ASC,ICが一番強く出て、その次にアスペクトとハウス。最後に星座(サイン)ですね。
大人の相談事にあまり“自分の性格”というのがないので、星座に関わることが少なくなります。未来・過去の運気、相性の関心が高いので、アスペクトを利用することが多くなります。自分の適性や関わりやすい方向性などはハウスに出やすいので、2番目にハウスとなります。MC,ASC,ICはよく当たるのですが、時間が分からないと作れないこと、時間が分かっても、線上に星があるとは限らないことから、実用性が低いのです。