恒大集団(中国)の問題ですが

衆議院選挙が今月末に行われるというのに、関心が湧いてこないのは何故でしょうね。
岸田首相の声に重みが無いないからか、枝野党首の説教じみた感じがどうにも信頼できないからか・・・私たちがコロナ禍を1年半以上も経験し、疲弊しまっていて、政治家の言うことに夢を持てなくなっているからか・・・。
こうなると、NHKで政見放送されていても、「NHK・・・党」がどんな悪ふざけを見せてくれるのかだけが楽しみになってきたりしますわね。

日本は、どうにもね、この後11月中旬があまり良くない。(「2021年後半の日本の運気」を参照してくださいませ。)コロナが再拡大するのか、大きな地震でも起こってしまうのか・・・。11月中は警戒したいですけどね。でも、日本の1年近く続いた悪い星並びはそこで終わるのですよ。やっと。

とは言いながら、日本の景気が回復するにはまだまだ不安要素が多いですわね。天然ガスや原油価格が上がって、ガソリン代や電気代、ガス代がぐっと上がりそうですしね。
で、もう一つ、気になるのが、中国の景気。どうしても中国の経済が落ち込むと、日本への影響が大きいですからね。

今、中国の問題で注目を浴びているのが、恒大集団という不動産大手が経営危機に陥っているということでして。
その負債額がなんと33兆円。世界のほとんどの国の国家予算を越えていますから、まぁ、恒大集団の借金を何とかしてくれ、と言われても、かなり難しいわけですよ。
今年中にも、多額の社債の利払い(利息を払うこと)があるわけですが、すでに何度も先延ばしされていまして・・・恒大集団が経営破綻して、33兆円の借金が踏み倒されたら・・・コロナ禍から回復途中の世界経済の脚を引っ張るに違いないだろう、と。で、皆さん、心配されているわけですが。

で、この恒大集団の、会社の運気を診ようと、“中国恒大集団”と会社の名前を変えた年月日を調べたのですが、・・・2016年らしいのですが、月日がネットで調べても出てこないのですよ。そこで、創業者で会長の許家印(シュー・ジアイン) 氏の運気で診ていきましょう。1958年10月9日生まれであります。
2重円を作り、彼の来年1月1日の運気を診て、中国恒大集団の予想してみましょうかね。

【ここでホロスコープ初心者の方のためにアスペクト(角度)のことを簡単に伝えると、星同士の角度が0、60、120度の時は“吉角”と言って、良い働きをする角度。90、180度、つまり直角か、真裏に星が来ると、“凶角”と言って、強く出過ぎて、害になりやすい影響を与えやすい角度。詳しくは私のサイトを見てね。】

許家印 20220101内側が許氏の生まれた時のホロスコープ。外側が来年1月1日のホロスコープです。生まれた時間が分からないので、ハウスは作っていません。
注目したいのは、2つありますね。
彼の火星♂、冥王星♇と、現行の木星♃で強い凶角のTスクエアができています。
彼の木星♃、海王星♆と、現行の土星♄、天王星♅で、もう一つTスクエアができています。
木星♃は財運、仕事運を意味します。
本当は木星♃と、土星♄、天王星♅、海王星♆、冥王星♇とそれぞれの凶角の意味を1つ1つ紹介解説したいところですが・・・まぁ、ここまで悪いとね、平たく言えば、財運、仕事運がかなり悪いということですよ。木星♃絡みのTスクエアが2つもできるなんて、なかなか無いですからね。しかも遠くて、ゆっくりな星ばかり。その分、影響の期間が長いです。彼の人生でこんな財運の悪いTスクエアが2つできるのは初めてでしょうね。
というわけで、やっぱりヤバいんじゃないですかね。
まぁ、許氏の運気なので・・・会社が何とか保たれたとしても、彼は降ろされていたりするかも。上手くは行かなさそうですね。1月10日頃には、さらに彼の土星♄と、現行の火星♂、海王星♆という凶星3つで90度凶角が形成されるから、結構、メンタル的に苦しいことになるかな。
でも、一方で、彼の木星♃、海王星♆と、現行の木星♃が120度吉角を形成始めるので、ほっとするというか、解放されるような面もありそう。
ただ吉凶は、星の数に比例するので、当然、しんどい方がかなり上回ってしまうことでしょう。

マスコミではね、中国恒大集団の問題は、中国バブルが弾ける予兆のような言われ方をしていますが・・・もうね、そもそも中国のバブルは、そろそろ終わりそうなのですよ。
中国のホロスコープで解説しましょう。
中国の建国年月日は、1949年10月1日であります。外側が今年10月23日であります。
中国 20211023中国の木星♃と、現行の冥王星♇が0度吉角(コンジャンクション)で重なっています。木星♃と冥王星♇の吉角を“ミリオネア星”とか“ビリオネア星”と呼んで、財運、仕事運の良いアスペクトであります。冥王星♇は1周247年とゆっくりな星なので、影響範囲の±5度を通過するのに、6~8年かかります。その6~8年の間は、財運、仕事運が良いわけであります。
で、ご覧の通り、現在はしっかり重なっているように見えますが、実は、冥王星♇は今年10月7日まで逆行していたので、10月23日のこの位置というのは、かなり逆戻りした場所ということであります。もう後は遠ざかる一方で、来年は、±5度に10月頃にぎりぎり入るくらいで・・・もうこの“ミリオネア星”はほぼ終わりなのですよ。

かつて1986年から1991年まで、日本にも“バブル”という浮かれた時代がありましたが、やはり日本の木星♃と現行の冥王星♇が重なり、この“ミリオネア星”ができていました。60年代から、この“ミリオネア星”ができるのを目指すように、日本経済が数十年間ずっと右肩上がりだったように、中国も“ミリオネア星”この30年間近く右肩上がりできたのです。
で、ホロスコープ上、もうその中国の“ミリオネア星”が終わるのです。つまりバブルははじけて、これまでのような経済的な勢いは失速していくということではないかと予想されるのですよ。
私は、北京オリンピックが終わったら、そこで失速が始まるのではないかと思っていましたが、こんな不動産の問題・・・これもまた日本のバブルのはじけ方に似ていますが・・・が出てくるとはね。
ただ、許氏のホロスコープを見ていたら、もう今年の頭には恒大集団の経営破綻の問題が出ていたのではないかと読めますけどね。

10年くらい前から「中国のバブルはもうはじける」と言われ続けてきましたが・・・星どおりに行くならば、やっとはじける時期が来たという感じなんですかね。