コロナ禍のため、講座の変更がいろいろあるわけですよ。

もし、自分がワクチンを接種したら・・・という想像をしてみてください。

ああ、もうこれでマスクをせずにどこへでも安心して行けるようになる。

なんだか、やっと“自由”になれるんだという、なんかほっとしますよね。

自分だけなく、周囲の人もみんなワクチンを接種していたら・・・

人間、想像することは大切ですよ。イマジンですよ。

他の動物と違う、人間の特徴の1つがイメージ、想像する力ですからね。

 

ということで、

イギリス、アメリカのワクチン接種のニュースを見ていると、本当に羨ましくなってくる。

1年前と違って、実際、ワクチンがもう存在するわけでして・・・もう半年とちょっとくらい待てば、自分も打ってもらえるのではないかと思うと、まぁ、ゴールが見えてきた分、ずいぶんマシになったなと。

 

とは言いながらも、現実に戻しまして、まず報告をさせてもらいますと、

来月開催予定でした大阪ホロスコープ講座を9月25日(土)、26日(日)に延期させてもらいます。

大阪の感染状況を考えるとね、まぁ、こういう判断をせざるを得ないかと。

もう“まん防”でなく、普通に緊急事態宣言レベルを越えてますもんね。

大阪講座を延期しようとはもう4月に入った時から考えていましたけどね、問題は、“じゃ、いつに延期すればいいねん?”ということで、延期の告知が遅れたのですよ。だって、この間、緊急事態宣言が終わったばかりじゃないですか。で、ちょっと楽になったかなと思ったら、もう第4波が来たってねぇ・・・これ、第5波、第6波とか考えていたら、いつにすれば確実に行えるのかなんて、まったく先が読めない。ゴールデンウィークもおそらく自粛ムードになるのでしょうねぇ。

で、申し込みされた方の中には、昨年のキャンセル待ちの方もいらっしゃって・・・あまりに申し訳ないので、1講座500円値引きしまして、6,500円に致しました。“延期お詫び価格”であります。時間が経ったので、スーパーの総菜のように“500円引き”のシールを貼っ付けたような感じですかね。実はコロナ禍で少人数制限する前の価格に戻しただけであります。

 

1年前は、まさかこんなにコロナ禍が続くとは思わなかったですからね。

長くなったコロナ禍のために、いろんな商売がマイナス影響を受けていて・・・お客さんの中にもお店を閉じた人もいらっしゃいますしね。私が講座で使わせてもらっている貸し会議室もね、かなりダメージがありそうなんですよね。東京の講座で使用している貸し会議室は、ビルの1フロアに10室はあるのですが、ガラガラですよ。この間、3月の講座の時は日曜日というのに、私の講座ともう1室しか使かわれていなかったんですよね。しかも小さな部屋ばかり。一昨年の状況では、土日はいつもほぼ満室で、半年前くらいから予約しないと希望の部屋を借りられないくらいだったのに、ですよ。私をずっと担当してくれていた人も、この春に異動してしまいましたしね。

で、名古屋の貸会議室もそうなんですよね。

8年ほど、お世話になってきたんですが、この秋に閉じてしまうことになりまして。

だから、7月以降にまた半年間シリーズの講座を2021年後期として開催するつもりでしたが、“未定”にさせてもらいました。

主宰者のOさん、実は今、81歳なんですよ。名古屋の講座の受講者さんでも、Oさんの動きがきびきびしているから、そんなお年とは気づかなかったことでしょう。四角い銀縁のメガネをして、ずんぐりとしたおじさんですよ。でもね、笑顔はチャーミングなんですよ。

で、もうそろそろ身体がしんどくなってきて、本当なら、誰かに受け継いでもらいたかったけど、このコロナ禍で貸し会議室の仕事は閑古鳥。若い人にお願いするのが申し訳ないということで、もう閉じることを決心したと。

どんな会議室だったかというと、大小の2つの会議室があって、入口のところにOさんの席がある。藤細工のパーテーションが立てて会って、黙って入ろうとすると、“こんにちは~”と藤細工のパーテーションの向こうから、低くしわがれた声がしてくる。銭湯の番台さんのように、こっちをじっと見ているのに気付くのですよ。

で、Oさん、姿を見せて、まず消毒用アルコールジェルのこちらにむけて、“はい、手を出して”とくる。次に、非接触体温計で、ピピっと体温を計ってくる。

名古屋講座は、他の会場と違い、フリードリンクとなっています。まぁ、よくある貸し会議室なんかのフリードリンクは、無料で使える自動販売機が廊下の隅にあったりするのですが、主宰者のOさんはここにこだわりを持っている。ドリンクコーナーのために8畳くらいのスペースを使って、真ん中にどんとテーブルがあって、紙コップやお湯の入っているポット、紅茶や緑茶のティーパック、粉のインスタントコーヒーなんかが並べてある。クーラーボックスの中には、2リットルペットボトルの麦茶や午後の紅茶のストレートティー、紙パックのオレンジドリンク、アイスコーヒーがあったりする。飲み物の選べるバリエーションとしては、飛行機の機内サービス並みではないですかね。ビールとシャンパンは無いけれど。

さらに、コーヒーメーカーで温かいコーヒーを作ってくれている。Oさんお薦めの“本日のコーヒー”。

コーヒーが出来上がると、Oさんは大きな声で“コーヒー入ったよう”って、会場の人たちに教えてくるのですよ。そうすると、受講生の皆さんが“はぁ~い”と取りに行くみたいな。

で、毎回、豆が変わっていましてですね。私が“今日は何ですか?”と聞くと、業務用くらいの大きさの曳いた粉の金色の袋を見せてくれて、“ブラジルとパブアニューギニアのブレンドだね。”なんて嬉しそうに答えてくれる。

“これ、どう?” “酸味のパンチが弱いと思わない?”と人懐っこく聞いてきたりもする。

そんなことがずっと続いて、慣れると居心地が良かったのですが・・・Oさんは、今週あたりに貸し会議室を閉じることをビルの管理会社に伝えると言ってましたね。

で、このまったりとした雰囲気がですね、なかなか他の貸会議室では見つけれなくて・・・そりゃそうですわね、こんな個人商店感の強い貸し会議室はネットの検索では見つからないですよ。

Oさんのホロスコープを読むとね、まぁ、生活の確かに変わり時かもしれないなと。

そもそも81歳まで続ければ十分ですよね。お疲れさまでした。

ということで、名古屋の講座も今年後半シリーズは“未定”ということにさせてもらいました。

会場は探し続けますが・・・なんかよい講座の会場、方法はないものかと。名古屋は地元で、私が講座の内容を改良するためのトライ&エラーの場所でもありますからね。面白くありたいですよね。

 

講座の内容について少し話すなら、“どうしたら受講者さんがホロスコープをより扱えるようになるのか”、ずっとずっと、8年間ちょこちょこ改良し続けてきましたけれど・・・

“どこまでいっても、まだ100%満足がいく講座ができていないんですよね。”

・・・なんかこう言うと、プロフェッショナルっぽいでしょ。

オンラインで講座という選択肢もあるのですが、私が思いますにね、ホロスコープという道具を使えるようになるには、実践が一番大事だと思っていましてね。そこで、私は受講者さんのホロスコープをサンプルに実際に読んで、講座を進めていくという展開をしているのですね。やっぱりね、占いをする時の空気感、ライブ感を大事にして、味わってもらいたいというのもあるのですよ。

参加者の皆さんは、自分のホロスコープは穴が開くほど見ているけど、他人のものはしっかり見ていなかったりしますからね。いろんなパターン、いろんな性格、いろんな人生を見て欲しいのですよね。

西洋占星術は何千年も続いているけれど、そもそもなぜ星の配置が、人間の性質や生活、人生にこれほどリンクしているのかが分かっていない。歯車がどんな風にかみ合っているのか。ブラックボックスのように、リンクするしくみが見えなくなっている。

だから、人間が見出した星占いの法則が100%当たることがないですよ。

例えて言うなら、星占いの本には1+1=2と書いてあるのに、鑑定していると、いつも2となるとは限らないということが分かってくる。たいがいは2になるのに、なぜ2にならない時があるのか分からない。それがまた書いてある項目、イメージで言うなら、2+3=5とか、5+7=12とか項目によって、その答えの当たる率、ズレ幅が大きくなったりする。

そうなると、どこか経験値で修正していく道具ということになる。職人が扱うアナログな道具ですよね。

まるでコーヒー豆の焙煎のように、なぜ同じコロンビアで、同じ焙煎しているのに、味が少しずつ異なってくるのか。むしろ、結果に多少ズレが生じてきてしまうのが、当たり前というか。

その部分を伝えるのに、やっぱり鑑定する者と鑑定される者とのリアクション、空気感、ライブ感も見てもらいたいのですよ。

内容や見せ方、演出をよく工夫すれば、オンラインでもできるのでしょうけど、まぁ、私もいろいろ考えてはいるんですけどね。パソコン画面を通して、大勢の人に向けてホロスコープを映し出して見せて喋ってもね・・・それじゃ、本で得られる知識とあまり変わらない。白板の前に立って、解説していくというのもいいですが、でも、せっかくパソコンだから、図、できれば動画なども駆使するような演出もしたいし。上に書いたように他人のホロスコープを読んで、そのリアクションを見るということも大事にしたいし。ただ言えることは、これまでの会場での講座の内容をそのままやったのでは伝わらないから、かなり授業展開に工夫が必要となって来るなと・・・。

 

で、とりあえずは、「オンライン個人授業」というメニューを新たに作りました。

(関心のある方はクリックをしてみてください。私のサイトに飛びます。)

以前から、個人鑑定をさせてもらった方や、昨年のコロナ禍で中止になった講座に申し込まれた方を対象としてきましたが、前々から、遠方で東京、大阪、名古屋まで行けないという人や、土日の講座は子供が家にいるので参加できないという人からも要望があって、こっそり行ってきたものであります。

個人授業でありますので、マンツーマンという形式に致します。

オンラインでの鑑定と同じく、Zoomやスカイプで行います。パソコンではどちらも録画が可能であります。スカイプは、スマホでもタブレットでも30日間ほど録画の再生が可能となっています。ただ録画に関しては、環境がいろいろですので保証ができません。

ただ上に書いたような実践的な“鑑定する者と鑑定される者とのリアクション、空気感、ライブ感”は上手く伝わらず、知識面が主な内容になってきてしまいますね。また進化して、複数人の相手を一度に対象にできるようになれば、“オンライン講座”を開催することも考えますが、今のところは、その手掛かりをつかむためにもこの「オンライン個人授業」をやっていきたいなと思っております。

この個人授業も、実践面がどうしても弱くなるので、まだ工夫する部分は多いと思うのですがね。

 

本当は、コロナ禍が終わって、普通に星占い好きの皆さんが楽しく集って、マスク無しでわいわいする講座ができるようになる方がずっといいんですけどねぇ。