ホロスコープ講座について

コロナが少し落ち着いたおかげで、やっと地元の名古屋ではホロスコープ講座が再開できて嬉しいわけですよ。

今年前半はね、東京、大阪、福岡での講座を中止せざるを得なくなって、だって、会場が閉鎖されたらね、どうにも開催できないからね、申し込んでいただいた方々には大変ご迷惑をお掛けしました。

梅雨空を見るとね、思い出すんですよ。昨年の今頃は福岡の街をふらふらしながら、講座を行っていたなぁって。ちょっと淋しい。

対面鑑定は、まだね、どうしても3密になるから控えていてね・・・Zoomやスカイプなんかのオンラインで行っておりまして・・・

で、 “講座はオンラインでやらないのですか?”という問い合わせがある。

マンツーマンではやらないこともないですが・・・実は、あまりお薦めはしていないのですよ。

 

ホロスコープが読めるようになると、楽ですよ。

自分の未来の運気の上がり下がりの波は読めたりする。人間関係でも、人との相性、会社との相性は特に役立ったりする。戦略とまで大げさなことは言わないけど・・・やっぱりある程度ね、情報を持っていると、生きやすいわけですよ。

個人的な感想としては、まだ今ほどホロスコープを読めずにいた頃、まだサラリーマンをやっていた頃は、もっとじたばたと人間関係なんかにもがいていたような気がしますしね。会社との相性を読めるようになっていたら、就職の時、もっと迷わずに候補の会社を絞り込めていたんじゃないかな。

 

で、私は広く、皆さんにホロスコープを読めるようになってもらいたい。

できることなら、中学生の必須科目に入れてもいいんじゃないの、と思っているくらいなんですよ。

そんなわけで、私は、ホロスコープリーディングの“部品”として、星同士のアスペクト表、星×ハウスの表、星×星座の表などを自分のサイトに上げているんですけどね。ネット上やパソコンで作成した自分のホロスコープを表に照らし合わせて、チャートを読んでもらえば、何となく読めるのとは思うのですが・・・自分の性格や今の運気ぐらいは読めるのではないかなぁと。

でもね、読解するのに、おそらく“つなぎ”が足りないのではないかと思う。これは例え話ですが、“つなぎ”というのは、お蕎麦でいうところの“つなぎ”のことでしてね。そば粉だけでは、そばは上手くつながらず、ポロポロと崩れてしまう。だから、“つなぎ”として小麦粉などを入れて、麺に仕上げる。

そんな感じで、あの表だけでは、自分の全体像を完成させることはちょっと難しいのではないかな、と思っている。実は多くの星占い入門書も同じように星座、ハウス、アスペクトの表を掲げていますが、それを頭に入れただけでは、ホロスコープという円盤は上手く回せないんじゃないですかね。解釈がぎこちなくなるのではないかな。

でね、本当はもっと、ホロスコープという円盤の構造、特質をよく理解する必要があるんですよ。

ならば、そのこともサイトの方に載せればいいじゃないかとなるんですが・・・これがね、文章では上手く伝わらない。

文章で説明しようとすると、妙に長くなったり、無駄に難しい言葉になったりして、余計に理解しづらいものになるかもしれない。

じゃ、どうすればいいかって言うと・・・この手ものを伝えるのに、一番良い方法は何かというと、

“実際にやってみせる”ということでしょ。

解説しながらね。

そもそも人間や人生を相手にした仕事は、知識を完璧に習得しただけでは“現場では使えない”ものが多い。看護師、医師なんかもそうですし。自分が針治療を受けようとする場合に、鍼灸師が通信教育で修了ばかりで、“あなたが最初のお客さんです”なんて言われたら、ぞっとするでしょう。弁護士だって、司法試験受かっただけではね、全然役に立たない。星占い師だって、そうですよ。まぁ、別に講座に受けに来る人全員が星占いを仕事にしようというプロ志望の人ばかりではありませんがね。知識だけでは、ホロスコープを上手く回せない。西洋占星術は“術”ですからね。

で、言葉ではその大事な部分がよく伝わらないから、私は“実際にやってみせる”ことにしたんですよ。

私のホロスコープ講座では、受講者全員の生年月日をサンプルにホロスコープチャートを作成して読んで見せている。

もちろん、生年月日は大事な個人情報ですので、無理に聞き出したりはしないです。参加者全員ですからね、一人当たりの時間は鑑定よりははるかに短いのですがね。そのため、最近は人数制限して、減らしてもいますしね。

また例え話で恐縮ですが、自動車を運転する場合、自動車教習所で机上の勉強だけではね、やっぱり車は動かせないわけですよ。実際の車に初めて乗って、エンジンかけて、車が動き出したら・・・どう動かしたら良いか、頭では分かっていてもね、手足が上手く動かない・・・なんてことありますよね。教習所では隣に教官が乗って、少しずつ簡単なコースからマスターしていきますが・・・私の講座の場合、とりあえず、私がホロスコープを実際に読んで見せていくと。ホロスコープという円盤をね、使っている様子を見てもらいたいのですよ。

でもね、受講生全員のホロスコープを読みだした他の理由はね・・・実は、居眠り防止もあります。7年前、講座を始めたころはね、参加者さんがウトウトし始めてね。そりゃそうだわね、ホロスコープを読むためには本一冊分の山のような多くの知識を学ばなきゃならんのですからね。

他の受講生のホロスコープを読んでいった時に、その人のリアクションを見ていると・・・そこに、星占いの“リアリティ”があるわけですよ。現実の生活、人生とリンクしたもの。皆さんにとっては未体験の緊張感がある。だから眠くならない。

他の人のリアクションを見ることで、どんな感じで星占いが当たっていくのかを体感してもらいたいわけですよ。これも文章では伝わらない。講座では、知識、技術を与えていきますが、それだけではなく、星占いの空間を感じ取ってもらいたい。

私はこれを“ライブ感”とも呼んでいますけどね。

その“ライブ感”ということで、もっと言うなら・・・

最近、受講者さんからのメールで、

“先生の講義を聞いていると、ひとりでは分からないホロスコープがほんと生き生きとしてよく分かりました。”

という言葉を頂きましてね。嬉しいですね。

そう、ホロスコープという円盤は“生き生き”と回り出さなければならないのですよ。

そりゃ、そうでしょ。ホロスコープは想像のものではなく、リアルに人間、人生を描いているんだから。

本来、ホロスコ―プは“生き生き”したものなんですよ。だって、人間も、人生も常に進行形で進んでいる“生き生き”したものですからね。その人間、人生とリンクしたホロスコープの“生き生き”とした部分を理解してもらわなければならない。

そういうことが・・・やっぱり“ライブ感”だと思うんですよ。

言葉では上手く伝わない。だから、“実際にやってみせる”しかない。そのリアクションをよく見てもらう・・・。

で、その“ライブ感”がオンラインで伝わるのか?という疑問が私にありましてですね、オンラインの講座はまだ開催するに至っていないのであります。

やっぱりね、受講者さんには肌で感じ取ってもらいたい。

 

一方、内容の方はじわじわと進化させているのであります。

8月の東京講座では、新しい演目として、応用編「⑤今年来年、どうなる日本と世界とあなたの会社
~会社の鑑定術~」を加えました。会社の業績予想や個人との相性鑑定の方法を伝授していきます。名古屋で特別講座として開催してみたら、好評だったので。ついでに前々から要望の多かった「⑥毎月の星占いの書き方」と併せて、午前午後で行い、1日講座の日程を増やし、3日間としてみました。今回は試験的な開催であります。開催日は81日(土)、2日(日)、8日(土)となります。

やっぱりね、コンテンツも魅力的であり続けたいからね。内容もメニューも常に改良しているわけですよ。

退屈な講座はしたくないのですよ。

 

そんなわけで、コロナウィルス感染防止のため、しばらくは、1テーブル1人という環境にしていくので、人数少なめで行っていきますが・・・今年いっぱいは続くかな・・・とりあえず、ホロスコープ講座が再開できて、嬉しいのでありますよ。