計画帝王切開

名古屋まで来てもらう人が多くなって、これでは悪いので、私が東京へ行こうという気持ちで始めた東京での鑑定。

鑑定の要望は多いので、この6月にも行くことになった。

いつも新幹線で行っていたのであるが、最近、話題となっている高速バスというものを初めて使ってみた。

スマステでもやっていたしね。

なんか楽しそうだったし、何たって、安いし。


かつて、東京へ新幹線で行く時、名古屋から東京へのおよそ2時間をぼーっとする自分のための時間とすることができた。2時間というのは、眠るのにもちょうど心地良い時間で、その睡眠時間をアテにして、自分の仕事のペースを作っていたところもあった。

“移動”という仕事のための行動をしているので、ぼーっとしていても、無駄に時間を過ごしている訳ではないという自分への免罪符がどこかにあった。

家でぼーっとしていると、貧乏性の私は、何事かをしていないと、もったいないと考えてしまうのである。

悲しい性である。でも、“これは移動中のため、何もできなくて当然なのだ”と自分に言い訳ができる移動時間は、私がぼーっとしていられる唯一の空間と時間であったのかもしれない。

で、新幹線の中は、そのぼーっと、ぬいぐるみのコアラのようにしていられる居心地の良い空間であったのだ。


しかし、インターネットがどこでも当たり前につながる時代になって・・・新幹線の中で、メールの確認、やりとりなどをしていると、あっという間に着いてしまうのである。時には文書まで作成してしまう。しかも、JRの営業努力のおかげで、およそ2時間だった東京~名古屋間は、およそ1時間45分になってしまった。もっと正確に言うなら、のぞみのほとんどが1時間50分ちょっとくらいであったものが、1時間45分ほどになってしまったのだ。気づかれないように、少しずつ少しずつ削っていったのである。わずか数分のことようだが、居眠りをしたいと思っていた人間にとっては、・・・かつインターネットというものに追われるようになった身にとっては、とてもぼーっとしている時間が無いのである。気持ちもそれほど休まらなくなったのだ。

もう新幹線の中は私にとって、解放された自分の時間ではなくなってしまったのだ。


そんなこともあって、私は少々時間的に余裕があったので、高速バスを選んだのだ。名古屋から東京まで、5、6時間かかる。きっとその間は、気ままにぼーっとしていられるだろうという魂胆である。

そんなことならば、新幹線で行って、早く着いた分、余らせることができた3時間以上の時間をぼーっとしていればいいではないかと思われるかもしれないが、そうはいかないものなのである。心のゆとりのない人間は、そんな優雅なことはできないのである。到着したら、さっそく用事・約束を入れてしまうのだ。

堂々と、ぼーっとはできない性質なのだ。人間の器がお椀くらいに小さいのだ。

でも、私以外にもこんな人間はいっぱいいることだろう。


では、実際に高速バスに乗ってみると、どうかと言えば、・・・実は残念ながら、やはりメールに追われるのである。後日の予定などで、交通機関など調べたいことがあれば、インターネットで先回りをしてしまったり、特に東京鑑定への依頼は結構な数が来ているので、その対応に精を出してしまうのである。

後で楽をするために、先にやってしまうのであるが、なかなかその“楽”というやつが来ないのだな。


多少、居眠りはできた。高速バスのシートは、私の選んだバスだからであろうが、噂ほど広くはなかった。しかしよく倒れてくれるので・・・かつ、幸運にも後ろの席に誰も座っていなかったので、思いっきりリクライニングすることができたのだ。少しだけぼーっとすることができた。2時間くらいかな。そのうつろな気分の中で、自由な妄想、想像、適当な思考をしている時間が私は幸せだったりする。


心地良さはぼーっとする時間だけでない。噂には聞いていたが・・・サービスエリアが、本当に素晴らしくなっているのだ。清水のサービスエリアのトイレなどは必見である。かつてのサービスエリアの、広くて、便器の数は異様に多いけど、臭くてかなわんというトイレはない。入り口には洋式、和式のトイレの空き状況が表示され、手洗い場の可憐さにおいては、名古屋のデパートはすべて負けているのではないかと思えるほどである。


飲食店、お土産の数も質も充実している。昔、マクドナルドやコンビニがサービスエリアに入った時に結構感激したものだが、それ以上にかなり進化を遂げていたのだ。地元で人気の銘店やフレンチトースト専門のカフェが所狭しに並んでいたりするのだ。


高速バスでは何カ所か休憩を取ってくれる。20分ずつぐらいだが、・・・つまり、レストランで食事はできないが、買い食いはできるという時間だ。新幹線代に比べれば、高速バスの代金は半額以下なので、そこらあたりのお小遣いには強気になれる。であるから、結構楽しんでしまったのだ。


何が言いたいかというと、時代はどんどん進化しているということだ。



で、この6月の東京鑑定では、私も全く経験していない鑑定依頼を受けることとなった。


これまで数多くの性格や今後の人生を診てきた。


しかし今回の鑑定は、妊婦さんから、いつ産んだら良いかという相談だった。

その妊婦さんは横浜の在住の人なのだが、7月上旬に出産予定という。


「 計画帝王切開 」


一度、帝王切開をして子供を産んだ場合、次の子も帝王切開になるという。その場合、医師との相談で、子供を産む日時を決めるそうだ。

つまり、自分の望んだ日時に出産をすることができるというのだ。


この依頼者の相談に驚く人もいることだろう。

しかし、西洋占星術を出産に利用したのではないかと思われる事例はある。近々の例では、ジョージ・アレクサンダー・ルイス・オブ・ケンブリッジ王子である。

最近、第2子のシャーロットを産んで話題となっているキャサリン妃の長男である。

2013年7月22日 16:24 (英国時間) 生まれである。


このホロスコープを診てみればよく分かる。

実にこの子は、国王らしく、獅子座である。しかし、ぎりぎり獅子座なのである。わずか30分も前に産まれれば、蟹座だったのだ。しかも、蟹座の最後の29度。蟹座の29度というのは、あまり好ましくないのかもしれない。同じ水の星座の蠍座の29度は“涙の度数”と言われ、苦労が多いという説がある。実際にはどうかと言われれば、・・・実際に“涙の度数”の人会ってみると、そうでもないように見えるが。

獅子座の1度ならば、獅子座の一番無垢な状態で、エネルギッシュな様相となる。国王には獅子座の1度の方がいいでしょうね。


もう一つは、幸運の大三角形、グランドトラインが、木星、火星、土星、海王星でできているのだ。なんとも恵まれた星並びだ。

実力以上に評価されるバブル星(木星&海王星の吉角)でありながら、堅実さ(木星&土星の吉角)も備えている。木星と土星の吉角を持っている人は、真面目な雰囲気があるので、信用されやすいのだな。この星並びを持っている人は金融関係の仕事をしている人も結構いる。“この人になら、お金を預けてもいいな”という印象を与えやすいのだ。伝統を重んじる英国王室にはうってつけであろう。

さらにASC、アセンダントに快楽や華やかさの金星を持ってきている。また(?)浮気者、遊び人にならねばいいが・・・。


私は、サイトの中で、その8ヶ月前の2012年の11月ごろに“ 種付けを頑張るなら、今よ!! ”と冗談半分で語っていたのであるが、実に英国王室は本当にやっていたのである。

幸運の大三角形は珍しいものではない。ただ、木星、土星、海王星のようなゆっくりとした星で作られることは稀である。進行の遅い星で、幸運の大三角形を形成されると、形成期間が長いのである。出産予定日というものは、2、3日ずれるのはよくある。だから、1週間以上、形成されるものでなくては、出産においては、“的が外れてしまう”可能性が高くなるのだ。

そういう意味では、木星、土星、海王星のようなゆっくりとした星で、幸運の大三角形が形成された時を狙うのが望ましい。

英国王室はまさにその時期に照準を合わせてきたのであろう。


もちろん、西洋占星術などを活用したという証拠は無く、偶然だと言う人もいることだろう。


しかし、そのほぼ一年前のロンドンオリンピックについても興味深いデータがある。この年は、冥王星と天王星が凶角90度を形成していて、魔のTの字、Tスクエアが数多く何度も形成される年であったが、ロンドンオリンピックはその合間に行われているのだ。開会式は、魔のTの字がちょうど崩れた直後に行われている。

開会式 2012年7月26日午後8時58分(英国時間)。

この時点で、魔のTの字が形成されているかは天王星と火星の位置で決まるのだが、

天王星 牡羊座 8度27分26秒

火星  天秤座 13度34分40秒

であった。

オーブ(アスペクトの角度のずれの許容範囲)を5度とみるなら、その差は5度を越え、“ちょうど”180度ではなくなっている。

しかし5時間ほど前までは、この2つの星は180度を形成し、火星、天王星、冥王星は魔のTの字、Tスクエアを形成していたのである。



さて、話を戻し、この依頼者の出産の条件を紹介しよう。

いつでも産めると言っても、すでに37週であったので、出産予定は、6月末から7月上旬まで。出産は病院の関係で午後だという。しかも夕方の外来診察が始まるまでの間なので、午後の早い時間ということになる。


ホロスコープのシングルチャートを作って診たのだが、

私は、


2015年7月1日 14:40 


とした。個人情報なので、詳しくは言わないが、関東地域の人である。

ちなみに生まれてくる子は女の子。娘さんである。


ここまで絞り込めるならば、ハウス式も用いて鑑定するのである。

ホロスコープを作成してみよう。

http://www.m-ac.com/pages/setting_j.php

今回はプラシーダハウスを選択する。

このサイトは初期設定が東京なので、緯度経度はそのまま。

日時を2015年7月1日 14:40で作成してみて欲しい。


《たぶん、この先の話は図を見ながらでないと、何を言っているのはさっぱり理解してもらえないでしょう。

これより下は星占いのマニアックな話に興味のない人はバスしてください。》


この日、金星と木星が0度の合になる。その重なった2つの星をMCというラインに持ってくるのが、この時間である。MCとは南中点、つまり真南のことである。太陽が最も高い位置にくるという点でもある。


このMCに星が重なっている人は、その星が最もシンボリックに働くのである。例えば、ここに変化の天王星があると、引っ越しや転職ばかりすることとなる。実際、私が鑑定した7歳の子供はそれまで毎年、引っ越しをしていた。このMCに木星があれば、財運が良く、お金には困らない。これまた実際、私の鑑定した中には、40歳を過ぎても大手メーカーに正社員として就職できた女性や、かなり恵まれた家庭に生まれ育った人がいたりした。


ハウス式の鑑定をするには、生まれた時間が分からないとできない。生年月日だけではできないのだ。

今回のように、生まれた時間まで操作できるとなれば、このようにハウスレベルでの調整もできるようになるのだ。


MCに金星が重なると、かなり快楽面で恵まれた人となる。 

アストロ・カート・グラフィという緯度経度を動かすことによって、自分の運気を変えるという方法があるが、MCに金星がある場所は、その人が遊びに関して楽しめるところである。旅行先には最適である。

しかし、なぜか、MCに金星が重なるところには縁があるのか、鑑定してその場所を探し出すと、“すでに行ったことがある”と言われることが多い。


金星と木星のアスペクトは、・・・西洋占星術を知っている人なら、最も意識するものの一つである。そう、恋愛運、人気運である。それが0度の合で重なる人は、モテる人である。人を引きつける魅力があるのだ。多くの場合は外見が美男美女である。そうでなくても、人気は抜群である。

だから、私が鑑定して、相談者の狙っている異性がこの金星と木星の吉角を持っていたら、“ライバル多数だわよ”と伝えている。


その金星&木星の合を、さらにMCにぶつけていく。

まあ、どうなるかは説明の必要はないでしょうね。

そんな“スーパー”な人間は早々いない。私も鑑定したことはない。確率論的にいっても、・・・計算できないわね。


さらに、金星&木星の120度吉角の位置に、棚からぼた餅運の天王星がある。

この3つ星の吉角は生まれた時間にあまり関係がない。7月1日中ならば、この角度をほぼ保ち続ける。


14:40より前ならば、金星&木星は、ステイタスの第10ハウスになる。金星が第10ハウスならば、趣味が仕事、もしくは趣味のような仕事を持つ人となる。私が鑑定した中では、花屋さんや工芸作家などがいた。これに財運の木星があるから・・・その仕事が財をもたらす可能性があるわね。


14:40以降に生まれたら、金星&木星はMCを越えて、第9ハウスに行ってしまう。財運と快楽運と人気運が外国、出版、宗教といった意味合いの部屋に行ってしまうのである。それはそれで結構な事であるが、社会的地位や職業の第10ハウスの方を・・・どちらにするかは親の相談者が望まれる方を選ぶのがいいと思うが、実際、財運を選ばれた。


ハウスの読み方は実に複雑で、実は「5度前ルール」というものがある。前のハウスの最後の5度は、次のハウスとの影響が混じり合うというものだ。グラデーションのように次第に後のハウスの強くなっていくという考えもあれば、全く次のハウスになるという説もあるが、まあ、それを考えても、14:50頃までに生まれれば、第10ハウス的と言えるかな。


とはいうものの、14:40前に合わせていった方が良いだろう。

ここで出生地か、その人が活躍する場のどちらを緯度経度にするかという考え方もある。私は、アストロ・カート・グラフィの考え方で、この娘さんが、東京で活躍することを想定しているので、東京の緯度経度(上のサイトは初期設定が東京なので、そのまま)で計算をする。


金星&木星を南中点のMCにぶつけるためには14:30から14:40。一応、14:50までもありと。

しかもそのMCは獅子座である。

なんて強い運気を持ってしまうのだろう。


私は人を鑑定する時、母子手帳に書かれていた時間を基にしているが・・・、母子手帳に生まれた時間として書かれるのは、完全に身体が母体から出た時であろうか。

帝王切開の場合も、そうなんだろうねえ。


そして次に他のハウスも見ていく。

でも、このホロスコープを見て、本人の第1ハウスに、重荷・責任の土星があることなど、弱点もある。

13:20までに生まれれば、土星は、財運の第2ハウスに行くのだが・・・、どっちに重荷を持っていくかだね。どこかに重荷の土星を置かなければならない。これは議論の分かれるところかな。


頂点、破壊と再生の冥王星は知性の第3ハウスになるが、14:30より前ならば、財運の第2ハウスに・・・。しかし、これも“5度前ルール”で第2、第3ハウスの両方の影響を受ける。


実はハウスもここでよく説明しておきたいところだが、私の鑑定の経験でいくと、ハウスよりMC、ASCに惑星が来る方がはるかに影響が強い。

13:00台に生まれて、感情の海王星を第4ハウスより第5ハウスにした方がいいのではないかという意見もあるだろうが、影響力の強さを考えれば、MCに金星&木星を重ねた方がよっぽど、目に見える形でクリエイティブな人になりそうな気がする。


次に気になるアスペクトとして、

太陽と冥王星が180度凶角で、権力志向・上昇意欲が強いあまり、突飛な人生になる可能性もある。

7月3日以降に生まれれば、太陽と冥王星の凶角180度のオーブ(許容範囲の誤差)はますます縮まり、その力は強くなる一方である。むしろ、早めの日程の方が良いように思われる。いっそ6月30日の方が太陽と冥王星は離れてくれる。


とは言うものの、

6月30日でオーブは6度15分。

7月2日では4度18分。


180度位置(オポジション)のオーブを10度と見る人や、普通は6度と見るが、太陽が関わった時だけ8度とか、星占い師によって言ってることが違っていたりする。

どちらにせよ、十分に太陽、冥王星が180度凶角とされるには違いない。


これも私の経験上だが、オーブは広い方が影響が弱くなる。もしくは自覚が弱くなるというべきかな。

2度広げるだけでも、・・・効果はあるんじゃないかな。・・・どうだろうねえ。

これも意見の分かれるところかな。


太陽、冥王星の凶角は、その人を鍛え上げるための試練を与える星並びである。結構な試練はあるが、這い上がる力も備えている。その反動のためか、権力志向、向上心を強くして、突飛な人間にしてしまうことがある。その強過ぎる野望を抑えれるどうかがこの子の人生を豊かにするかどうかの鍵となる。


どのみち、この日程付近で、午後に生まれれば、人気者で人とは違う尖った人間、人生になることであろう。

あとは、星占い師によって意見は多少異なるだろうが・・・、まあ、ほとんど言葉遊び程度のものなのかもしれない。

特に鑑定して分かるが、ハウスレベルになると、“当たっているのかしら?”と思えることはいっぱいあるし、オーブが4度でも6度でも、ほとんど違いなど分からないだろう。人生全体のことだけに、またその人だけの話だけに、その違いを検証することなんてできないのだから。


ただ金星と木星の0度の合をMCに重ねていけば、・・・スーパー人気者だが、これまた強過ぎて怖いくらいだが。まぶしいだろうね。


あと、太陽と海王星が吉角120度だから、感性豊かで心優しい人になりますね。ダメんずになる可能性もありますが。


このホロスコープで解説することはまだまだ多くあるが、このくらいにしておきます。

もうお腹いっぱいで、眠くなった人も大勢いることだろう。

私だけが熱くなっているかな。

みんなはどん引き?


そもそも6月末~7月上旬という日程と、午後の早めの時間という制限の中では、ホロスコープを操作するにも限界がある。14:30ー14:40という時間の狙いも現実にどこまで可能なのか。


ここまで説明しておいて、なんなのだが、

実は、病院の都合で7月1日は手術ができないので、6月30日、7月2日のどちらかである。


6月30日か、7月2日。

サビアンという人生全体を俯瞰したできるホロスコープを使った占星術を見ても、一長一短。判断がつかない。木星域の45歳以降は同じシンボル(運気)だけど。


7月2日だと、満月生まれで、キャリアウーマンとして活躍するけど、家ではかかあ天下になって、日本では家庭運があまり良くないというしね。ギリシャなどの南ヨーロッパのような、女が男を食わせている世界ではバランスが取りやすいんだろうけど・・・。強くなり過ぎるかな。

しかも月と冥王星が重なるからね。感情面もさらに強くなるね。


だったら、6月30日? 

7月2日は強過ぎるから、怖い・・・。

実際、この相談者は、できれば6月30日の希望を病院に出すようだけど、でもスーパー人気者になる14:30という時間の方は優先するみたい。

6月30日か7月2日のうち、14:00から手術を始められる方と。


相談者によれば、6月30日は14:00からの手術の開始は無理で、もっと遅くなるという。


再びプラシーダハウスを作成してもらうと分かるのだが、16:00に出産すると、ASC、アセンダントに土星、ICに海王星が掛かる。苦労の多い子になってしまう。

となると、7月2日だね。


しかし、さらにやりとりしているうちに、病院側が6月30日でも14:00の手術スタートにしてくれるという。

で、6月30日になりそう。


よく病院もこんなわがままを聞いてくれたよね。

ある意味、6月30日14:30に生まれることができたら、本当に病院の柔軟な対応のおかげですよ。


あと、金星と木星の重なり具合を調べていくと分かるんだけど、6月30日から7月3日まで、その差(オーブ)は1度以下なんです。1年で太陽を1周する金星と、12年で1週する木星がこんな風に4日間も重なって並走することはかなり珍しい現象なのです。星マニアは興奮します。


つまり、この子は、そもそも人気者の星をもって生まれる確率が高いという、運命を持っている。

どんな運命やねん。


このスーパー人気者の女性は、試練にも遭うが、気が強く、タフな人になるのだろうね。もう一面として、実は女性らしさ、魅力も兼ね備えている。仕事を変えていき、その度に収入を増やしていくのだろう。


いろいろこの娘さんの運勢を作り上げようと試みたが、結局、この子は生まれるべき日時に生まれてくるような気がする。

結局、私がしたことは、どんな人間になるかを詳しく分析しただけのような気もするのだが・・・。


姓名判断で運命が変わると信じて、出産の時に、親が一生懸命に画数を合わせて命名することは今時、よくあるだ。

実際、私もそうした。

それといっしょだね。


「計画帝王切開」や産婦人科の技術、薬の進歩で出産の日時は自分たちで決められるようになるのかもしれない。

その時、私たちはせっせと、いつにしようか考え込むのだろう。

でも、結局は、元々それがその子の生まれるべき生年月日なのかもしれない。

ただ、私たちにやっかいなことなことが増えるだけで・・・、考えを巡らせて、踊っただけで。


帰りの新幹線の中で、このブログを書き上げる。

結局、居眠りする時間なんて無かった。

技術が進むと、やれることが増えて、生活は忙しくなる一方なんだね。

星占い師ですら。