よくあるわけじゃない、超超超モテ期
誰にでもそこそこモテ期というのはあるものです。甘い夢を見ていられる時期でありますねぇ。
星を診て、だいたい人生の中でいつ頃かというのは分かったりします。でも、小学生の頃だったり、ご高齢になってからでは、ちょっと残念かもしれませんね。
高校生とか、20歳前後に来てくれていたら、気分は上々なんでしょうね。ただね、夢から覚めて、調子に乗っていた時期の清算をしなくてはならないこともあるわけでして。
大阪で暮らすF子さんは、20代半ば。
大学を卒業し、大手の企業に就職するも、今は休職中なのであります。もう半年以上、休職しているとこのこと。恋愛に傷心して、メンタルがやられてしまっているそうで。
恋愛で失敗したくらいで、会社を休むなんて・・・という声も聞こえてきそうですが。
F子さんはかつて三股をしていたという。
で、彼女からの鑑定依頼は、“なぜ、そんな状況になっていたのでしょうか?”ということなんですよ。
まぁ、そんな依頼が来るくらいですから、反省していたり、悔やんでいたりするわけでして。
でね、ホロスコープを見ていくと・・・いろいろ分かるのですよ。
まずは彼女の性質を診ていきましょう。
【ここでホロスコープ初心者の方のためにアスペクト(角度)のことを簡単に伝えると、星同士の角度が0、60、120度の時は“吉角”と言って、良い働きをする角度。90、180度、つまり直角か、真裏に星が来ると、“凶角”と言って、強く出過ぎて、害になりやすい影響を与えやすい角度。詳しくは私のサイトを見てね。】

今回はキロンという小惑星も出してみました。記号は、Kの下に○が付いていて、まるで鍵のような形をしているものです。上のチャートでは黒い線で描かれています。
まず注目する点として、金星♀とキロンが重なっていることであります(緑色のだ円)。
キロンは“傷付く星”とも、“補完する星”とも、“癒される星”とも言われたりします。ですが、私は鑑定していて、キロンと星が重なると、その星のことが“もっと欲しくなる”といった現象が出てきています。
例えば、火星♂とキロンが重なっていると、8割以上の確率で、ジムなどで身体を鍛えていたりします。水星☿(知識、好奇心)とキロンが重なっていると、たいていは読書家ですね。もしくはバックパッカーだったりします。木星♃とキロンが重なると、お金がもっと欲しくなるという意味になるのですが、トランプ氏は木星とキロンが重なっていますね。
まぁ、言葉を変えれば、火星♂(肉体)に癒されているとか、水星☿(知識)に癒されているとか、木星♃(お金、冒険)に癒されているという言い方にもなるのでしょうけど。
で、彼女の場合、金星♀にキロンが重なっているので、趣味、遊び、愛情がもっと欲しいというような形で出てきます。それに太陽☉も重なり、さらにパワーアップしていると考えてください。
もう一点注目したいアスペクトは、金星♀と木星♃が120度吉角を形成しています(黄色のライン)。
金星♀と木星♃の吉角を持つ人は、人気運、愛情運があります。人を惹きつける魅力があったりします。鑑定していて、高い確率で、美男美女だったりしますね。またそれに太陽☉が重なりパワーアップさせていると考えてください。
ただ、今回は、Zoomでの鑑定ですので、お顔を拝見できず、確認しておりませんが・・・。(私のZoom鑑定は、ホロスコープの画面だけを共有して、お互い顔を見せ合いません。)
金星♀の意味するところが、趣味、快楽、遊びではなく、恋愛で出ているとしたら、F子さんは、いわゆる“恋愛体質”と言えることでしょう。
次に、ここ数年というか、5年前あたりに彼女に凄いモテ期があったことがホロスコープを見るとわかるのですよ。
時期の運気を鑑定する場合は、2重円のホロスコープを使います。内側が彼女で、外側がその時期の星並びなのですが、2018年6月1日を作ってみます。

彼女の太陽☉、金星♀に、現行の木星♃が重なっています(水色のだ円)。
人気運、愛情運が高まり、出会い運も上がっています。これだけでも十分に恋愛運が上がっていると言えます。この後、木星♃は逆行に入るので、この地点に数か月間滞在することとなります。
次に、彼女の木星♃に、現行の海王星♆が重なっています(オレンジ色のだ円)。
この星並びでは、本人は陽気になり、実力以上に高く評価されたり、ちやほやされたりします。ですから、私はこれを“バブル星”と呼んでいます。これもモテ期と言える星並びであります。海王星はゆっくり動く星なので、5、6年間は影響が続きます。
恋愛運が上がるアスペクトと、バブル星が120度吉角という、2つのモテ期になる星並びを形成していたのです(黄色いライン)。
数年間はモテ期があったでしょうが、特にこの2018年は超モテ期だったことでしょう。
さらに言うなら、

2018年6月の頭ごろは、金星♀がかに座の真ん中あたりにあって・・・
太陽☉、金星♀、金星♀、木星♃、木星♃、海王星♆(ついでにキロンも)と6、7個の星で“超絶モテ期グランドトライン”を形成していたのです。グランドトラインとは120度吉角が3つ重なった強い吉角であります。正三角形の形になります。
で、こんな星並びの時期にF子さんは三股をしていたということなんですよね。
Aさん、Bさん、Cさん、Dさん・・・、
あれ、なぜDまでいく?と思うかもしれませんが、あくまで“同時に”3人の人と並行して付き合っていれば、三股であって、この2018年前後は時期の差があって、いろいろ多くのラブがあったようなのです。上にも書きましたが、もともと人を惹きつける力があって、モテる人ですからね。
では、この時期、F子さんはまったく内緒にして三股をしていたかというと、そうではない。Aさん、Bさん、Cさんにちゃんと三股であることを許してもらっていたという。三股でもいいから、付き合ってほしいと言われていたのだそうで。まったく超絶モテ期ですね。
で、Aさんは性格も明るく、陽気で、一流企業に勤め、収入も高い。結婚相手としての本命。
Bさんは、オタク気質で派遣社員なんだけど・・・相性を鑑定すると、Bさんとは稀に見るフォーリンラブする相手だったんですよね。
Cさん以降は、“その他”という感じ。
で、昨年、Bさんを傷付くような形で振ってしまったという。原因はBさんが浮気をしたからだそうです。自分は三股しておきながら、相手が浮気すると怒るというのは、ちょっと筋が通らないような気もしますが・・・。、F子さんは、Bさんと一緒に居ると、お互いダメになりそうな感じがして別れることにしたと。まぁ、確かに“快楽ざる星”が相性でできていて、2人ともだらしなくなる相手でもあるんですよね。
まぁ、彼女の悩みを簡単にまとめると・・・
個人本人を見ると、Aさんは抜群に良い物件。親にも結婚相手として紹介しやすい。だけど、愛情に関しては、やや低め。
Bさんは、引きこもりがちの根暗な男性。浮気もする。だけど、大いに恋に落ちる相性で、彼が他の女性とエッチをしていることを想像すると、居ても立ってもいられなくなるという。ちなみにAさんに対してはそこまでの嫉妬心は湧かない。
すみませんね。
いつもなら、この男女の相性もホロスコープで紹介するところですが、F子さんは傷心して、休職しているくらいでして。そこまでは紹介するのは止めておくということで、ブログに書くことをお許しいただいたのです。
Bさんと寄りを戻したいけれど、いつ狙えばいいのかという相談でもあったのですが・・・まぁ、一応お声しましたけどね・・・でも、そんなことをしたら、また二股に戻ってしまうということでしょう。未練があるのは仕方ないですが、そこでまた悩むことになるでしょ。
そもそも、AさんとBさんのどちらを選ぶべきかという問題なんですよね。
安定を選ぶか、愛を選ぶか・・・。
彼女は恋愛体質だから、Bさんだったのかもしれないけれど、どちらと結婚した方が幸せになるかというと・・・これはですね、私のような、安っぽい星占い師には高尚過ぎて答えられないっスよ。
今のF子さんの星並びは、

彼女の月☽と冥王星♇と、現行の土星♄がTスクエアを形成しています(紫色のライン)。Tスクエアとは、90度凶角と180度凶角が組み合わさった強い凶角であります。土星♄と冥王星♇の凶角はハードワークになるので、私はこの星並びを“へろへろ星”と呼んでいます。月は心を意味するので、メンタルがへろへろになるほどハードワークになってということです。来年の春ごろまで続きます。
もう一つは彼女の土星♄、海王星♆と、現行の木星♃、冥王星♇が90度凶角に並んでいます。また土星♄と冥王星♇の凶角“へろへろ星”が出来ていますね。これが感情の海王星♆に掛かっています。やはりメンタルがへろへろになる星並びです。
こんなのが2つ同時にできていたら、半端ない傷心でありますよ。休職しても不思議ではないレベルですね。
5年間ほど、超絶モテ期が続いて・・・やがて宴は終わり、今は、玉手箱を開けた 浦島太郎状態になっているのかもしれません。
こんなブログを書くと、“私の超絶モテ期はいつですか?”という鑑定依頼が増えるのですが・・・
先にお答えしておきますと、
こんな星並び、ほとんどの人には一生ありませんから。