人に与えれば、倍になってもどってくるんだよっ、て言う人 斎藤一人さんとか、・・・(木星と冥王星)

何より大切なものは、徳ですよ。“得”じゃなくてね、“徳”。人に与えれば、必ず回りまわって、自分のところに倍になって戻ってきますから。世の中、そうできとるんじゃよ。はっはっは。

と言う人、周りにいませんか~。
そんなのは、あなたがそういう星の下に生まれたからです。

実は、そんな風に、人に与えれば、倍になって戻ってくる、目に見えるほど現象として現れる星並びが、木星(♃:Jupiter)と冥王星(♇:Pluto)が吉角(0度、120度、60度:影響の強い順)なのよね。
この星並びの人は、吉角だから成功するとは限りません。冥王星は審判の星であり、財運の木星ととともに、人格を審判し、財を与えると理解してね。

では、いつものごとくホロスコープを診てみましょう。
今回は、生まれ持ったものとして、時系列は関係なく、シングルチャートで。
http://www.m-ac.com/pages/setting_j.php

対面鑑定して、50歳を越えているお客さんで、こういう星並びの人で、いい車に乗って現れたりすると、たいがい“人生で一番、大切なのは、人徳ですよ。人に与えるってことが大事。”と口を揃えたように語るんですよね。

まったく、その通り。人に与えるってことが大事。でも、倍になって戻ってくるのが、ちゃんと実感できるかどうかは人によって違うわけで。特に、この星回りの人は、それが実際に起こる人、実感できるほどに現れる人なんだなぁ。
人生経験上、人に与えれば、倍に戻ってくることを学習してしまうから、自信を持って口にできる。

では、この星回りの人は、皆そうか、というとそうでもない。

同じ50歳を越えて、さらに60歳を越えて~、で、お金にさほど余裕の無い人もいて~、そういう人に会うと、“あなた、人徳が低かったのですねぇ~”とも言えず、“人に与えれば、倍になって戻ってきますよ”と言っても、もう遅いかなぁ~、みたいな。
だからそういう場合は、この星並びのことは話題にせずぅ~♪

で、30代、40代で、この星回りの人だと、なかなかね。
“あなたは人に与えることを大切にしなさい”と言っても、理解しにくわいよねぇ。実感もしにくいし。あなたは人格の高さ、低さが、財運にもの凄く影響しますよ、とアドバイスしても、こればっかりは。
実感し、その法則を活かしている人は動き出しているし、そうでない人は、そうでないし・・・。
言ってみれば、長所をちゃんと活かしているかどうかなんだけどねぇ。

で、これまた今どきは本屋に次から次へと並ぶ“幸せになる”ための自己啓発本にも、たいてい、この“人に与えることを大切にしましょう”なんて書かれていますがぁ~。

その代表格の一人、斎藤一人さんのホロスコープを診てみましょう 。
生年月日は、1948年8月3日。
http://www.m-ac.com/pages/setting_j.php

そう、斎藤一人さんは、木星と冥王星が吉角120度なのです。誤差は4度を越えますが。
だから、斎藤一人さんは、人に与えることで、本当に倍になって戻ってきた人なのです。60代半ば。結果が出た人なんですねぇ。
でも、斎藤さんは、見れば分かりますが、それ以外にも、いい星いっぱいもっていますからね。天王星と金星が重なり、オシャレな人だし、魅力があって、人やお金を引き付ける。火星と海王星も重なっていて、人が良すぎて裏切られることもあるけど、情熱的で勘がいい。しかも海王星、火星に対し、太陽がぴったり吉角60度。健康運も良く、実業家としての手腕も持っている。人にも慕われる。
まぁ、そのままだよね。

60代半ばになると、それまでの選択と行動の積み重ねが結果として出てるから。

なるほどと感じたところで、次に、今、「バリ島の大富豪アニキ」で有名になっている丸山孝俊さんを診てみましょう。
生年月日は、1966年1月12日。

実は、丸山さんは、意外にも、木星と冥王星が凶角90度なのです。こちらも誤差は4度を越えていますがね。
木星と冥王星が凶角になると、どうなるか。
むしろ、人徳が低いとマイナス方向に陥ってしまいやすい人生になってしまうのです。お金を渇望し過ぎると、他の人より天罰を受けやすい~。
一気に奈落に~。
絡んでいるのが、審判の星、冥王星だからね。
でも、あの大富豪アニキも“与える大事や”みたいなことを関西弁で話している~。つまりね、これも経験で彼は得たかもしれないのよ。
だから、そのお金への渇望が引き起こす負の作用を起こさせないように、“与える”ことの大切さを肌で知ってしまう。

つまり、彼は短所を抑えているんだな。
この辺りの話で、短所を抑え、長所を伸ばすというのは、・・・凶角と吉角というのは、表裏一体ということが理解できますかな?

このホロスコープ講座の1回目の太陽と土星の吉角、凶角の関係も似ているわね。凶角と言えども、試練を乗り越えて、マイナスをプラスにすると、ほとんど吉角と変わらない運の強さを持ってしまう。 

実際、上の自己啓発本の世界で有名な2人が、長所と短所とは違えど、目に見える選択と行動に関しては“人に与える”という点で同じ考えをもって行っているわけなのよ。

でもねぇ、丸山さんは、木星と冥王星が凶角だから、お金のためなら、結構、ヤバいこともしてきたかもね。それで懲りたのかも。懲りて、“人に与える” ことの大切さを体験的に会得したんだな。だから、同じ言葉が出てくる。

丸山さんも、実は他にいい星もっているんだよね。冥王星と天王星が重なり、太陽と吉角120度。目的に対して、もの凄いエネルギーを発揮する。自己の信念や主義に基づいて行動をして独立した権威ある地位を持つ一方、有力者の支援も受けて、本領発揮の場を得やすいと来ている。前のホロスコープ講座に書いた、木星と海王星が吉角のスピリチャアルの星並びも持っている。勘がいいし、天啓を受けやすい。天の声を聞いたのかな。バリは神々の島だからね。実際、毎朝、あちこちお供えものがしてあるし、日本人はあまり知らないけど、本当は呪術を学ぶ島だしね。

でも、まだ40代だからね。まだ分からん。結果とは言い切れないね。
ダブルチャートで時系列を診ると、まだまだ昇りそうやね。10年後どうなっているかで、短所を抑えきれたかどうかが分かるわね。

では、大富豪本で有名になった本田健さんはどうか?
本田さんの生年月日は公表されていないのかなぁ、正確だと言えるものがネット上で出てこないのよ。一説に、1949年8月23日。

この生年月日なら、実は、冥王星と木星はアスペクトを持っていません。
そういえば、彼は・・・、本の中に出てくる大富豪たちは“与える”ことの大切さを説くけれども、彼はそれを紹介したに過ぎないものね。まぁ、彼もかつては、自腹を切って、幸せになるためのステップのような小冊子を作って配ったけど。
本田さんは頭で稼ぐ人なんだな。木星と知性の水星が、吉角120度。文筆上の仕事から成功を納めやすいのよ。しかも、本田さんも冥王星と海王星が吉角60度のスピリチュアルの星並び。天啓を受けやすい。アイデアも豊か。
つまり、本田さんは、天啓を受けて、本にして、成功したのよね。
だって、本田さんの場合、本や講演以外にどの商売で成功したって聞いたことが無いわよねぇ。会社いっぱい持っているみたいだけど。

でも、まぁ、いいか。“人に与える”ってことの大切さを世に広めたわけだからさ。 世の中を良くすることに貢献した人だよね。

話は戻るけど、
財運の木星と、審判の冥王星がアスペクトを作っていたら、“人に与える”ってことを肝に銘じることよ。
吉角でも凶角でも。

人生はシンプル。短所を抑え、長所を伸ばす。
それで、50、60代の姿が変わってくるのよ。
毎日の選択と行動の積み重ねが今を作り、未来を作るんだかね。