まずは、ホロスコープ星占いの基本の1つで、アスペクトの読み方をご紹介します。アスペクトは馴染みの少ないものでしょうが、アスペクトから学んでいくと、ホロスコープを習得しやすくなります。アスペクトとは日本語に直訳すると、“角度”です。
 軽い気持ちで、一度試してみてください。アスペクトの当たり具合に驚くことでしょう。

最初に映像解説をご覧ください。8分30秒ほどです。
ホロスコープを作るためのサイトは
「My Astro Chart」「さくっとホロスコープ」「無料ホロスコープ作成」などがあります。「ハウスなし」で一度作ってみてみましょう。「My Astro Chart」は広告が多いのでお薦めしづらくなりましたね。

各星のアスペクトを見るには、下の星の記号か名前、文章をクリックしてください。
吉凶角図
 影響はアスペクトの強い順に表に出てきます。0度、180度、120度、90度、60度です。
      このうち、0度、120度、60度は吉角(Easy, Soft Aspect)。180度、90度は凶角(Difficult,
      Hard Aspect)です。日本に星占いが入ってきたときに、“吉” や “凶” といった言葉を使って訳されていますが、実際には、スムーズに星の影響が出るのか、出過ぎて障害になってしまいかねないか、という意味であります。吉角(ソフト)は“薄くて、コントロールがし易い”。凶角(ハード)は“濃くて、コントロールが難しい”という具合に理解すると良いでしょう。ただし、強すぎるという意味ですので、プロとして活躍する場合には、凶角の方が頭角を表したりします。相性鑑定でも凶角の方が刺激的であったりします。ですが、凶角の場合、普段の生活では“直すべき弱点”であるので、意識して減らしていく方が良いでしょう。
よく、60度とか、120度とか誤差5度をどう測るのかということで、分度器を使われる方もいらっしゃいますが、たいていのホロスコープのソフトは角度も出てきますので、それを参考にされると良いでしょう。

典型的なのが、以下の2つのパターンです。

「さくっとホロスコープ」さんのサイトの場合は、吉角は青色の線、凶角は赤色の線で表示されます。最近のホロスコープ作成ソフトはこのタイプが多くなりました。
「無料ホロスコープ作成」さんのサイトの場合は、星同士のアスペクトが縦横のリーグ戦表のように出てきます。
「My Astro Chart」さんのサイトの場合もアスペクトが左右の表のように出てきます。
私がこれまで星占いを教えてきて、どのような表示のされ方が、一番アスペクトを見つけやすいかは人それぞれですね。
図形がすっと入ってくる人は、線の入っていない「My Astro Chart」のようなタイプでも見つけられますし、図形が苦手という人は「さくっとホロスコープ」のような青線、赤線が入って表示された方が言う方もいらっしゃいます。逆に線が多過ぎて、見づらいという人もいらっしゃいますし。

相性鑑定でも、2重円を利用していきます。内側、外側のチャートにそれぞれ鑑定したい人の生年月日を入れていきます。2重円のアスペクトを読んでいくことで、相性を診ていきます。会社との相性を診たい場合は、人の代わりに会社の設立日を入れて2重円のチャートを作成していきます。

これは、個人鑑定していて感じることですが、良い星並びばかり持っている人は、あまり大物にはなっていません。苦労しないので、ハングリー精神が生まれないのです。現状に安穏としてしまうのですね。また、不運に対する耐性が無いので、ダブルチャートで運気の悪い時期が来ると、一気に奈落に落ちてしまう様子をよく見聞きしてきました。凶角のアスペクトがあるからと安易に凹むのは止めましょう。

0度、120度、60度を吉角(ソフトアスペクト)、180度、90度を凶角(ハードアスペクト)と大きく2つに分けて紹介しておりますが、本やサイトの中には、0度、120度、60度、180度、90度をそれぞれ、違う意味づけをして解釈してあるものもあります。
なぜ私が吉角、凶角の2つに大きく分けているかというと、それぞれに解釈を持たせると、2つの星だけでなく、Tスクエア(180度と90度の凶角が組み合わさったもの)などの複合アスペクトの場合、解釈をどうしたらよいか分からなくなるからです。Tスクエアは、凶角と凶角の組み合わせですから、強い凶角になるとシンプルに解釈していきたいものです。


なお、シングルチャートで性格などを診て、ダブルチャートで現在、過去、未来の状況を鑑定していきますが、詳しくは上のVTRを見てくださいね。


ホロスコープ講座の1つ目の演目である「アスペクトで診る 未来予測のコツ」を収録してアップしました。
参加者のホロスコープを使って、じっくりと実践的なアスペクトの読み方をお伝えしています。
このVTRは内容も展開も古いままで今の講座とはかなり違いますが、参考になっているみたいなので、まだアップしたままであります・・・すみません。ここには、星占い師 つぼぼしか写っておりません。

内容時間:2時間33分。(名古屋ホロスコープ講座 2015年9月27日収録)