金 星
金星(快楽、恋愛、趣味)
金星は、星占いを少し知っている人なら、というか、半年に一度は占い特集を組む女性誌の愛読者なら、“愛の星”ということをご存知でしょう。恋愛運は、星占いを求める人の需要の半分近くありますから、星占いの中で特に一般の人に注目される星です。女性誌でも、“20××年後半、金星が語る愛のメッセージ”なんてキャッチフレーズが表紙に大きく出ていたりしますでしょ。俗人の願いの対象としては、この金星は大きな意味を持っています。
ダブルチャート(生まれた時の金星×現行の他の星、生まれた時の他の星×現行の金星)の方を見てもらえれば、特に恋愛運がいつ良くなるのかが自分で探れるようになります。もう女性誌の恋愛運に頼らなくても、自分で、マメにアンテナを張り、まるでレーダーで侵犯する舟や航空機を見張るように、“おっ、○星が金星の吉角に入ってきた”と常時、自らの恋愛運を厳密に監視することができます。
また、金星は快楽も意味します。贅沢、甘えも意味します。イメージとして、ヴェルサイユ宮殿の中の華美な貴族たちといった感じでしょうか。ある意味 “お姫さま” なのです。文化的な趣味を持ち、争い事は嫌い。だから、体力の火星がいいアスペクトを持っていても、金星の力が働くようなアスペクトを同時に持っていると、スポーツでは活躍できません。人を倒してまで勝つことが苦手です。争いが嫌いです。そして博愛精神を持っていますので、医療系などに関わる人も多いです。また、お姫さまですから、浪費も結構あるようです。
鑑定のポイントとして、金星の凶角は、本人(相性では本人たち)には痛みが無く、むしろ、幸せだったりすることです。甘えすぎる、遊び過ぎるという意味です。快楽や怠惰の度が過ぎて、怠け者になる、だらしなくなるような感じで、害をもたらすと考えてください。まぁ、本人は楽なので、“害”かどうかの判断すら、難しいですけどね。
マークの覚えた方としては、メスのマーク、♀と同じとするのが良いでしょう。
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