西洋占星術がやばく押されておりますね。

数日前、久しぶりに近所の本屋さんに行ったんですよ。
私がいつも立ち寄るのは、やはり占いのコーナーなんですけどね。

なぜ占いコーナーを見るのかというとですね、その棚の並べ方を見ると、今、占い業界にどんな流れが来ているかが分かったりするのですよね。目新しい占術をあったりしてね。

で、私はまず棚全体を見渡しますね。ざっと見てですね・・・。

棚の面積をどれだけ占めているかということが、占いの勢力のバロメーターだったりします。つまり、どの分野の占いが流行っているかが分かったりするのですよね。

で、この間行ったら、西洋占星術の本がほとんどない。ざっと見て、5%以下かな。

100冊中、5冊も無かったのではないかな。下手すると、1,2冊。2%ぐらい? 

一瞬、青ざめそうになりましたよ。

毎年の運勢でも、九星気学などに取られてしまって、定番の○○座という12星座占いの運勢の本が1冊も無かったですね。まぁ、刊行の時期が外れていて、10月になれば、変わるのかもしれませんが・・・にしても、それ以外のものもほとんど無い。

その本屋はまだ占いコーナーが充実している方で、2つ分の棚が使われているのですがね、西洋占星術の本がほとんど見当たらないとは・・・。

つまり、占い業界の中で、西洋占星術は今、かなり“押されている”ということなんではないですかね。マイナー化している。影が薄くなっている。マヤ占いのように特殊な占いの分野として扱われていたりして。

このような状況は、実は初めてではないのですよ。

10年以上前、ちょうど島田秀平さんが手相占いでブレイクしていた頃、やっぱり西洋占星術の本は本屋さんの棚からほとんど姿を消してしまっていたことがありましたね。まぁ、流行り廃りがあるのも当然ですがね、ホロスコープ使いの星占い師としてはがっかりしちゃうわけですよ。

で、今回の姿消失の原因は、明らかにテレビ番組「突然ですが占っていいですか?」の影響でしょうね。2020年4月から毎週放送されるようになって、最初は街中の居酒屋で、偶然出会った人を占うという演出でね、まぁ、テレビ東京の「家、ついて行ってイイですか?」の占い版のようなノリで始まったんですよね。

始まった頃は、“今さら、占い番組かよ、”みたいな冷めた評論がテレビウォッチャーの人たちから語られていましたけど・・・まぁ、私らの世代ですと、良くも悪くも、昔の細木数子さんの濃いイメージが今だに印象強く残っていますからね。

けれども、そんな批判を返すように、星ひとみさんが登場し、コロナ禍でスタジオ収録になり、番組や映画、舞台の宣伝ついでの大物芸能人さんが出演するようになり、人気番組に飛躍していったのですよね。

番組の当初からいらっしゃる、木下レオンさん。携帯下4桁のシウマさんと看板人気占い師が出演されていき・・・ですが、四柱推命を中心とした東洋系の人ばかり。1回ぐらいは西洋占星術の人も出られたことがありましたが、その後は出ていないですね。

で、まぁ、「突然ですが、占っていいですか?」が人気を博すればするほど、東洋系の占いの方に目が向かってしまうのも仕方ないですよね。

西洋占星術の大御所、例えば、鏡リュウジさんとか、石井ゆかりさんとか、松村潔さんとかにもご主演頂いて、鑑定する相手をぐうの音も出ないほどバッサバッサ、ビシバシと当ててもらえば、西洋系も見直されることでしょうが・・・。

そんなわけで、完全に占い勢力圏としては、東洋系に押されまくっている西洋占星術であります。

で、ありますが、私は1年半ぶりに名古屋でホロスコープ講座を開催することに致しました。
来年1月からであります。月に1回ペースで半年間であります。
くわしくは、https://tsubobo.com/kantei/#nagoyakoza

ついでの告知でありますが、来月10月29日(土)、30日(日)には大阪ホロスコープ講座
くわしくは、https://tsubobo.com/kantei/#osakakoza

再来月11月12日(土)、13日(日)には福岡ホロスコープ講座
くわしくは、https://tsubobo.com/kantei/#fukuokakoza

を開催します。
大阪、福岡講座はだいぶ席が埋まってきましたね。

占いの人気に浮き沈みはあるものなんでね。
西洋占星術はもうしばらく隅っこにいることになるかもしれませんが、また浮上していきますよ。
今までもその繰り返しだったのですからね。

まぁ、地味なうちに占いの力を付けておくという感じですかね。