金星が絡む恋愛の読み方 愛情星とエロ星の恋愛パターン

星占いの鑑定をしておりますと、どうしても恋愛関係の依頼は多いのですよね。
で、星読みをできるようになりたい人たちのために、1つポイントを伝授しようかなと。

金星♀が絡む恋愛の話ということでありますが、先にお伝えしますと、これはホロスコープでの相性鑑定での話となります。2重円ですね。ダブルチャート。ダブルチャートで相性鑑定をすることを“シナストリー”と言います。

2重円で、ある女性とある男性の2つの円をそっと重ねた時にどんな星の絡みがあって、どんな作用があるかという鑑定するのであります。

金星♀に絡む恋愛の星は他にもいくつかありますが、金星♀×火星♂の“エロ星”アスペクトと、金星♀×木星♃の“愛情星”アスペクトの2つに絞り、どう違うのかということをお話しさせてもらいます。これ、よく尋ねられるのでね。

2重円を作るサイトは多くありますが、例えばMy Astro Chart はこちらです。
http://www.m-ac.com/pages/doubleset_j.php

まず最初は金星♀と火星♂のアスペクトについて。吉角(ソフトアスペクト)でも、凶角(ハードアスペクト)でも、恋愛を引き起こしてしまう可能性があるものです。自分と狙っている男性のホロスコ―プチャートを2重円で重ねてみて、金星♀と火星♂が、0度、60度、90度、120度、180度を形成していれば、恋仲になれる可能性があるということでありますよ。
私は“エロ星”と呼んでいます。

一方、金星♀と木星♃の吉角(ソフトアスペクト)も恋愛関係にしやすい星並びで、“愛情星”、“家族星”とも言われます。
同じく、自分と狙っている男性のホロスコ―プチャートを2重円で重ねてみて、金星♀と木星♃が、0度、60度、120度を形成していれば、同じくラブラブになれる可能性があるということでありますよ。

まぁ、金星♀のアスペクトについてはそんなことがネットでも本でも書いてありますけどね。じゃ、この2つはどう違うのか。本やネットを見ても、分かりにくいんですよね。このブログを読まれている人が実際に、自分や友人、家族を鑑定する時には、この2つの違いをしっかりと理解しておいた方がよいでしょうね。

エロ星の方は、金星♀がメスのマーク、火星♂がオスのマークであることからでも分かるように、野性的な、動物的な、肌の接触を好む、下半身的な、SEX方向な、ラブということであります。セクシーなんですよね。強く働く場合には、イメージとして、目がハートになって、胸が熱くなって、ときめくような感じになるのですよ。

一方、金星♀と木星♃の愛情星の場合は、家族っぽいのですよね。すぐに親しくなれて、隣に座っても、違和感がなく・・・まるで、“お兄さんみたい”、“妹みたい”といった印象すら受けたりする。家庭のような温かみがあったりするのですよ。
で、本には、金星♀と木星♃の吉角の愛情星が一番のラブラブのアスペクトなんて書かれたりすることもあるのだけれど・・・でもね、本当はそうとも限らないのですよね。

どういうことかというと、より実践的に鑑定していく場合、
金星♀と木星♃の愛情星では、“お兄さんみたい”、“妹みたい”となるので、親しくなることはできても、恋愛対象とならない場合があるのですよ。家族っぽいって、恋人っぽいとは違いますからね。分かりますよね、その感じ。

特に10代、20代では、刺激的な恋愛を求めるので、金星♀木星♃の愛情星では、仲のいい友達の感じでそれ以上進展しないこともあるし、そもそも恋愛感情だという感覚も無かったりします。

じゃ、金星♀木星♃の愛情星では、恋愛はできないのかというと、そうではないのですよ。
30代、特に30代後半くらいになってくると、恋愛でもかなり“結婚”の二文字を意識するようになってくる。そうなると、胸がときめくような刺激的な恋愛より、現実的な、一緒に生活できるかどうかということを考えるようになるんですよね。そうなると、金星♀木星♃の愛情星の相性の人間が恋愛の対象となってきやすくなってくるわけですよ。ある意味、こちらの方が落ち着いているとも言えるのでしょうね。

つまり恋愛の場合には、相談者の年齢なんかによっても鑑定の仕方が変わってきたりするのですよ。

本当は両方あるといいのですけどね。
エロ星で恋愛スイッチが入って、愛情星で長く続いていくというような。

で、金星♀火星♂のエロ星の場合ですが、吉角(ソフトアスペクト)より凶角(ハードアスペクト)の方が引き付け力は強かったりします。ただしね、凶角は“出過ぎる”という意味もあるので、激しさがありますが、“太く短い”となることが多いです。

さらに“徹底的”を意味する冥王星♇が加わって、金星♀、火星♂、冥王星♇がアスペクトを形成する時、さらに引き付け力が強くなります。私はこの複合アスペクトを“変態エロ星”と呼んでいるのですよ。鑑定しているとですね、乱交パーティーとか、SMとか、なんか過激な言葉がよく出てくるので、まぁ、“変態”という文字を加えたのですよね。

さて、よく理解し、身に付けるために一度、練習をしてみましょう。

【実習】

ある男性(20代)が2人の女性と付き合っています。AさんとBさんです。
さて、この男性はどちらの人に惹かれているでしょうか?

チャート①内側が男性で、外側がAさんです。

男性の金星♀とAさんの太陽☉、木星♃で愛情星のグランドトラインを形成しています。グランドトラインとは120度吉角が3つ組み合わさった強い吉角であります。

続いて、チャート② 内側が男性で、外側がBさんです。

男性の金星♀とBさんの火星♂、冥王星♇が180度凶角一列に並んでいます。変態エロ星の凶角ですね。

まぁ、実際は、内側のチャートに10個、外側に10個の合わせて20個の星が何らかのアスペクトを作っていて、話はこんな単純ではありませんがね、これはシンプルな練習問題だと思ってください。
実践では多くのアスペクトができて、目移りしてしまうのですが、今回、どこに注目して整理していくかという練習であります。恋愛絡みですから、まずは金星が相手の星とどんなアスペクトを作っているかに注目したいのですよ。

問いでは、どちらに惹かれているでしょうかというなりますが、“惹かれる”という言葉のニュアンスの難しいところでありますが・・・これはおそらくBさんでしょう。惹きつけ力が強いのは、Bさんの方です。

ただ、Aさんとも仲良くなっていることでしょう。ただし、“妹みたい”、“お姉さんみたい”という感じになっているかもしれません。さらに吉角ですので、関係は、穏やかにまったりとします。
例えて言うなら、サザエさんとマスオさんの夫婦のような感じですね。末永く仲良く一緒にいられるとでしょう。
大きなトラブルもなく、ゆったりと時間が過ぎていくような生活となるでしょう。
ただし、退屈になるかもしれません。想像してみてください。そもそも、サザエさんとマスオさんって、結婚前はどんな恋愛をしたのでしょうね。

じゃ、Bさんとの関係はどうかと言いますと、ずいぶんと刺激的になりますね。性的な引き付け力が強いのですよ。ずいぶんと恋愛感情は燃え立つことでしょうが、ただし、太く短くなる、熱しやすく冷めやすくなる可能性もあります。ドタバタも多くなるかも。でも、そのドタバタの分だけ、恋愛感情が強くなっていくかもしれません。

まぁ、恋愛として心奪われやすいのは、20代ですと、この男性はBさんに惹かれていることでしょう。

もしこの男性があまり真面目な人でなく、すでにAさんと結婚していて・・・Bさんのような人が職場に現れると危険ですね。

もしくは、この男性とAさんとは友達っぽく長く付き合っていて、男性に彼女ができるとフラれ、で、逆に男性がその女にフラれると、Aさんのところに戻ってくるというような“都合のいい女”になってしまう可能性もあります。これは最近、似たような星並びであった例ですね。

いかがだったでしょうか。

最近、講座の受講者さんにどうしたら、実践力を高めてもらえるのかとそんなことばかり考えていましたからね。

ということで、「星読み練習① 金星が絡む恋愛の読み方 愛情星とエロ星の恋愛パターン」でした。

今回は、実践的な星読みの力を付けるための練習でありました。

星読み練習編をいきなり始めましたが・・・実は気まぐれです。
②はいつかやるか、やるないか・・・。
シリーズ化してから、タイトルの前に「星読み練習①」を付けます。