ラブラブ♡変態エロ星
私のサイトにはアスペクト表があるのだけれど、今のところは、火星×木星とか、1対1の星のアスペクトしか書いていない。
3つ以上の星のアスペクトのことを、複合アスペクトとか、グループアスペクトというのだけれど、今回はその1つを紹介しようかな、と。
金星♀と火星♂のアスペクトのことを“エロ星”と私は呼んでいる。星のマークを見れば、分かるのだが、メスとオスのマークである。これ、つまり男女の関係。男女の引き付け力があることを意味している。引き付け力と言っても、金星♀と木星♃なんかも愛情運を意味して、やっぱり男女の引き付け力があるのだけれど・・・金星♀火星♂のエロ星は野生的、肉体的、本能的、SEX的、エロティークな引き付け力があること意味になる。
エロ星については、以前に書いた「ときめいて、エロ星」
を参考にして下さい。
さて今回は、このエロ星の引き付け力にさらに力を増幅させるのが、冥王星♇というお話。
冥王星は、徹底的とか、生と死に関わるから、セックスという意味がある。これが、エロ星にプラスされるというのだから・・・そりゃ、本能的な性的欲求が上がるわけだ。
つまり、金星♀、火星♂、冥王星♇の3つの星が複合アスペクトを作ると、どスケベなエロ星になってしまうということ。で、以下、事例を挙げていくのだけれど、まぁ、“変態エロ星”と名付けてみました。うん? 下品だって? まぁ、下の事例を呼んでもらえれば、変態エロ星というのが腑に落ちてくるでしょう。
ケーススタディー①
ある40代の男性は、お堅い仕事をしている会社員の方で、東京から広島に帰る途中、名古屋に寄って鑑定を受けて頂いた。
5歳くらい下の女性とお付き合い・・・お付き合いといっても、まったく不純な不倫をしていて、どうにも惹かれて仕方ないという。どこか懺悔の気持ちはあるのだけれど、どうにも自分の心が彼女から離れられない。
真面目な男性で、結婚してから浮気のようなことは全くしたことがない。しかし、その女性に出会ってからは、どちらが先に近寄っていったか分からない感じで、互いに距離を縮めていって・・・こそこそと仕事の合間に会って、ホテルへ行くという付き合いになってしまった。
で、この相手とのダブルチャートのホロスコープには、複合アスペクト 変態エロ星がでてきているのが分かる。分かりやするため、必要な星以外は省略させてもらった。男性は、金星♀と冥王星♇がくっ付いて、女性の方は、太陽☉と火星♂が90度凶角に並んでいる。その4つの星がTスクエアを作っていた。変態エロ星Tスクエアだ。Tスクエアというのは、180度凶角と90度凶角が組み合わさった強い凶角。エロ星は吉角より凶角の方が、引き付け力が刺激的で強かったりする。ホテルで2人は行って、お風呂場で戯れたり、お互いに縛ったり・・・普通の形では飽き足らず、どんどんネットで道具を買い込んで、試して、挑戦的に刺激を求めていっているという。まぁ、いわゆるSMというものでしょう。
この男性は、どうしてもこの関係、2人きりの戯れが止められなくなって、でも、真面目な人だから、やがていつかバレてしまうのではないか、家庭を壊すのではないかという怖れもあって・・・こんなにどんどん気持ちが進んでしまうのは何故なのか分からず、私に鑑定を求めたという。
この男性は、どうしてもこの関係、2人きりの戯れが止められなくなって、でも、真面目な人だから、やがていつかバレてしまうのではないか、家庭を壊すのではないかという怖れもあって・・・こんなにどんどん気持ちが進んでしまうのは何故なのか分からず、私に鑑定を求めたという。
女性の方も、“こんなにエッチになれるのは、あなただけよ。”と言っているそうだが、それは本当なのかどうか尋ねられたのだけど・・・それは、おそらく嘘ではないだろう。 “こんなにエッチになれる”って・・・。
この変態エロ星は、お互いの引き付け力も強く、熱く、駆け落ちレベルに至ってしまう。ここでは省略しているが、この女性の他の星並びを見れば、もとは結構、オクテな性格であることが分かるのだった。
相性での星の影響は、化学反応のようなもの。
関わる人間をまったく別の性質、人柄、運気に変えてしまう。個々は堅実な男女だとしても・・・変態エロ星Tスクエアができてしまうと、上のようになってしまう、こともある。
ケーススタディー②
数年前に東京で鑑定した女性は、もともと金星♀、火星♂、冥王星♇が180度凶角一列に並んでいる。言ってみれば、この女性は、生まれつき変態エロ星の凶角180度を持っているということになる。
相性ではなく、単体で変態エロ星を持っているのだ。
私がこのような女性に
“あなたは変態エロ星星人(へんたいえろぼしせいじん)ですか?”
と、問うても、
“ええ、私は変態エロ星星人です。”
と答える人はいないだろう。
そういうものは、人と比較できないので、本人そのものがどの程度変態エロ星系になっているか分からない。
本人は“違う”“”心当たりがない”と言ってるので・・・語っている感じに嘘ではなさそうだったので・・・たぶん、本当に変態エロではないのだろう。彼女の特殊な星並びにスイッチの入れる男性、つまり特異点な相手が現れると、変態エロ星の反応を引導して、変身してしまうのかもしれない。こればっかりは確認しようがない。
そもそも変態エロ星を持っているからといって、年中、一人でどスケベなことを妄想していることはないだろう。やはり男性か、男性の匂いが無くては、反応が起こるはずがない。
で、この女性、少し前に付き合っていた人との相性、ダブルチャートを診ると、相手の太陽がちょうど変態エロ星に対して、Tスクエア位置にある。これまた、“変態エロ星Tスクエア”となる。
その男性から2度SMクラブに誘われ、1回目は行った時に、そのお店に警察のガサ入れが入った直後で入れず、2度目に誘われた時は、別のお店だったのだが、ちょうど警察のガサ入れの最中だった。で、結局そういう遊戯はできなかったそうだ。
この男性も、“君といると、エッチなことがすごくしたくなる”と語っているらしい。
星の相性による効果は、人間を変えてしまう。真面目な人を、いとも簡単にスケベ、変態にしてしまうのだ。
この女性に話を聞いてみると、以前付き合った男性はほとんどが2月上旬生まれのみずがめ座の人なのだという。みずがめ座15度付近になる。この男性もそうなのだが、変態エロ星Tスクエアができる相手とは引きが強い。
実はTスクエアができるのは、しし座の15度付近もそうなのだけれど・・・何故みずがめ座ばかりになるのかまでは分からない。
この女性の場合、上に書いた真面目な会社員のカップルの例とは違い、相手にしし座とみずがめ座の15度付近に太陽☉、月☽、金星♀、火星♂、冥王星♇のどれかの星1つがあるだけで、変態エロ星にスイッチが入るTスクエアが形成されてしまう。つまり、変態エロ星Tスクエアができやすいということだ。もしくは、おうし座とさそり座15度付近にも同じく太陽☉、月☽、金星♀、火星♂のどれかの星が1つあれば、変態エロ星凶角180度ができてしまう。(冥王星♇は同世代のほとんどさそり座10度になるから、彼女には珍しくないので省略。)
こんな強烈な星並びも、彼女にとっては慣れていて、よくあることかもしれないけれど・・・相手の男性は、なかなか変態エロ星Tスクエアを経験できないので、インパクトは絶大なのだろう。周囲からは熱愛に見えるのだろう。
ある意味、引きが強い(強過ぎる?)モテ方をする可能性がある。
この女性は、学生時代から妙なストーカーに何度も遭ってきたという。自転車を乗っている姿をただ写真に撮りにくるだけのフェチのような人とか・・・。
実は、以前にも、この方と似たような変態エロ星の凶角を持っていた女性を大阪で鑑定したことがあった。その人は、何度も電車の中で痴漢に遭っていた。なぜ、そうなりやすいかは上で説明した通り。変態エロ星180度凶角や、変態エロ星Tスクエアができる相手が確率的に多いということだ。
その女性の経験談では、電車の中で座っている時に、知的障害のありそうな男性が隣に座った時、いきなり性器を出して自慰行為をしたそうだ。それには、さすがにその彼女も驚愕としたという。
実は、上の変態エロ星180度凶角を持っている東京の彼女も、電車の中でスカートにしみを付けられたことがあったそうだ。サイテー・・・。
ケーススタディー③
ずいぶん前のブログ「ときめいて、エロ星」の中で事例として、書いているものをまたここで紹介させてもらう。
2年以上前に書いていたものだ。あの頃は、複合アスペクトなんて複雑だから、説明するつもりは無かった。金星♀、火星♂、冥王星♇の3つの星でできる複合アスペクトも、変態エロ星とは言わず、何となくエロ星の解説に混ぜて書いてしまったのだが・・・。
ある30代後半の男性を東京で鑑定した。
メインは仕事の話だったんだけど、それが終わった後、「ついでに、私の結婚運もみてもらいたいんですが・・・」という感じで話が展開した。
その男性は、おうし座に金星♀、おとめ座に火星♂を吉角120度角で持っていた。
これだけなら、そんなに珍しくないエロ星を持っているだけの男性だ。
しかし、トランジット(現行の動いている星のこと)の冥王星♇が、やぎ座5度付近にやってきていた。
冥王星は一周およそ240年のゆっくりした星。一旦アスペクトができると、影響は6〜8年間続くことになる。
診たら、2010年頃、おうし座の金星、おとめ座の火星、現行のやぎ座の冥王星♇で、変態エロ星グランドトラインができていたわけだ。
「あなたは、結婚に悩んでいるようだけど、オクテや引っ込み思案ではないようだ。もともとエロ星を持っているし、2010年の前後3年くらいは変態エロ星グランドトラインができていて・・・まぁ、恋愛といっていいか分からないけど、深い肉体的欲求が高かったんじゃないの?」
と尋ねた。
しかも、彼はもともと蟹座に水星☿を持っていた。グランドトラインという正三角形に対し、1つの星が180度凶角位置にもう1つ星がある形を、カイト(日本語でいう凧)と呼ぶ。これは、水星という凧糸が、グランドトラインを引っ張ってくるという意味。つまり水星☿(情報、人間関係、通信)が変態エロ星グランドトラインを導いてくるということだ。変態エロ星水星カイトとなる。
そこで、
「おそらく交遊関係だろうけど、情報などが、トップレベルの燃える愛の世界を呼び込んでいたはず・・・」
と言ったら、彼は唖然とした顔をして、教えてくれた。・・・その頃は乱交パーティをやっていたそうだ。ネットで知り合った仲間たちと。乱交。
水星☿はインターネットを意味していたのだ。
これほどの刺激的な性的な遊戯を “きゃっ!”って羨ましく思う人もいると思う。
でも、変態エロ星ができる相性の相手と巡り合える確率はかなり低い。けれど、無いわけではない。
複合アスペクトは、3つ以上の星で形成されるものだから・・・ある意味、運命の相手とも言える。
ただし、注意点として、太陽☉に土星♄がアスペクトを作っていたり、この変態エロ星に土星♄がかかっていたりすると、変態エロ効果にブレーキが掛かってしまうから、変態エロ星の現象が出てこない可能性がある。
冥王星は、徹底的とか、深く関わるとか、機密という意味がある。
破壊という意味もある。
変態エロ星って、どこか破壊的な愛の形なのだろう。
今回は、ずいぶんと“濃い”話をしてしまった。
だから、せめて、このブログの題名くらいはソフトに「ラブラブ♡変態エロ星」にしておこう。
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