金星
金星
木星
木星
吉角:愛情星  
凶角:疎遠星、ひとり好き

イメージとしては、快楽、愛情(金星)と、財運、楽天性、拡大(木星)のカードが重なったといった感じ。恋愛を見る場合に、最も基本となる組み合わせです。俗な欲望を持つ現代の私たちにとっては、かなり望ましい強力な星並びです。派手でにぎやかな人柄。人前に自分を出すことに戸惑いを感じない。贅沢な楽しみごとに関心が強い。
参考ブログ:「愛情星」「ひとり好き同士

シングルチャート吉角ならば、人気運があります。家族を大切にする星並びで、この星並びを持っている人は、家族と一緒に食事することを強く望みます。また初詣でショッピングもできるだけ家族と一緒に行いたいと考えます。でも、一方で愛情に飢えているところもあり、一人でご飯を食べることにひどく寂しさを感じるところがあります。ハイクラスな生活と快楽を楽しみ、ファッション、アート、美的センスはレベルが高いと言えます。人に自分を美しく華やかに見せることに長けていて、社交的。女性を対象にしたビジネス、贅沢品や装飾品を扱う商売は天職。人と対面するようなお仕事の方が才能を発揮できますね。パン屋さんなら、パンを作るよりも店頭に立った方がよいでしょう。人気商売の方には良い星並びです。友人関係も豊かで、交友関係からビジネスチャンスも訪れます。価値あるものに恵まれやすく、財運をアップさせるでしょう。生活も贅沢を好む傾向が出てきますので、そこは注意が必要です。他の星の影響や、時期によっては、その脇の甘さが大きな損失を招くかもしれません。愛情運はトップクラスと言えるでしょう。かなりの人気運があり、純粋な愛情を持ち、恋愛体験も愛情生活も高いレベルで維持できる星並びです。この星並びを持っている人の、まぁ、およそ60%ぐらいは美男美女だったりしますね。残りの30%はおしゃべりが上手かったり、さらに残り10%はなぜか、おじさんや犬には人気があるとか、引き寄せる力があるのです。
狙っている人がこの星並びならば、・・・ライバルは多そう。恋愛体験も向こうの方が上ですし。

シングルチャート凶角となると、愛情(金星)が縮小する(木星凶角)という意味があり、人生の中で、一人ぼっち感に心を覆われる時期が何度も訪れやすい人となります。そもそも独りが好きだったりします。一人の時間が無いと耐えられなかったりします。食事は家族と一緒でなくとも平気です。ショッピングなども一人で行きたいと考えているかもしれません。また子供のころから、家族と疎遠になりやすい運気を持っています。スティーブ・ジョブスもこの星並びを持っていますが、彼の幼い頃の経歴を読めば、まさにこの通りですね。
一人好きというものなんですが、決して一人でいる時がうきうきとテンション高く、ハッピーな状態かというとそうでもなく、“ぼっち感”を持ってしまうことなのですよ。ちょっとこのニュアンスの説明が難しいですが、一人好きだから、淋しがり屋ではないだろうと思うかもしれませんが、そうでもない。一人平気だから、一人で旅行なんかもできてしまうのですが、レストランや温泉で他のカップル客や家族客がわいわいやっていると、やっぱり“淋しい”と感じたりする。でも、友人たちと旅行すると、それはそれで楽しいだけれど、気疲れしてしまって、やっぱり一人の方がいいなぁ、となって、やっぱり一人での行動に向かうようになってしまう。
一人好きと言っても、最初から一人が好きなのではなく、人に気を使い過ぎたり、人に合わせるのに神経をすり減らす傾向が強くて・・・なら、一人の方が楽だとなるわけだけれど、そこは何というか、“ぼっち感”を持ったままの、“一人好き”なのです。
そのほか、ファッションセンスが行き過ぎて、悪趣味となりやすく、服や食べ物に浪費しがちになります。派手好きで、見栄っ張りのところもあります。自分を目立たせたいという欲求が強い。自分のセンスは過信しない方がいいでしょう。しかし仕事に関しては、吉角と同じく、ファッション業界など、女性を対象としたビジネスが向いています。ともすると成金的な悪趣味となりがちですが。関西のおばちゃん的ファッションだったり。
財政的な面に関しては、ほぼ良い状態を保つことができますが、娯楽などでついお金を使い過ぎそう。恋愛面では愛情要求過多になりがちです。また倫理観も少ないので、そのことが原因による結婚生活や社会的失敗にも注意が必要です。

未来予測(ダブルチャート:トランジット)

ダブルチャート(生まれた時の金星×現行の木星、生まれた時の木星×現行の金星)で吉角ならば、恋愛運、出会い運は抜群に良くなります。仕事運も向上します。特に、生まれた時の金星に現行の木星が重なる(0度)12年に1度しかやってこないチャンスの時は、かなり彼氏、彼女ができる可能性が高いです。お見合いや合コンなどの機会がぐっと増えたりします。期間は1ヶ月ほどのことが多いですが、大いに出会いの機会が増えたりします。対面鑑定の経験からすると、最高の恋愛運と言って良いでしょう。もちろん、恋愛願望があっても、カップルになるかどうかは本人の選択と行動が伴わなければ、当然、かなえられません。さらに、生まれた時の金星×現行の木星、生まれた時の木星×現行の金星が重なるWダブル木星・金星になったら、一生に一度来るかどうかの大恋愛運です。この時に、彼女、彼氏ができないようなら、一生、恋愛に関しては貧しい生活を送るのだと覚悟しておいてください。
金星と木星の組み合わせは、最高の愛情星と言われます。出会い運も上がり、彼氏を求めている人は、積極的に行動をしていきたい。合コンの誘いはのっていきましょう。運命の出会いがあるというより、出会いの数そのものが増えやすいといった感じです。愛情と言っても、どちらかというと、家族的な温かみ。すぐに親しくなりやすいけど、恋のときめき感は弱いかもしれません。刺激が少ないけれど、心地良さはあって、幸福感に満たされやすい。心がぽかぽかとしやすいのです。
愛情運、出会い運が高まる日ですから、彼氏がいる人は、この星並びの時にデートを設定していくと、ラブラブ感や親密さが強くなっていきます。すでに結婚していて、出会いもデートも必要ないわという人でも、普通に幸福感が高くなるので、趣味やレジャーに活かしていきたいです。
ただこの時期に出会った異性と一緒になれば、幸せになるかというとそうでもありません。出会いの数が増えるだけで玉石混合です。相性診断で一人一人の相性を確認していくと良いでしょう。
ただし、仕事運が向上し、仕事ばかりに熱中し過ぎると、多忙を極め、恋愛どころでなくなるパターンもよくあることです。ここは財運か、恋愛運か、どちらか狙いをはっきりさせておくと良いでしょう。両方と得るというもの稀にありますが。

ダブルチャート凶角となると、多くの愛情の対象が現れ、ラブアフェアが起こることも考えられます。もしくは別れのような悲しい出来事が起こるかもしれません。別れとは、夫婦、家族、カップルとは限りません。大事な職場のスタッフ、同僚だったりすることもあります。独りぼっち感を味わうことになります。職場で孤軍奮闘で頑張っているのかもしれません。仕事面では、油断、慢心、自信過剰から失敗を招くかもしれません。憎しみの感情が湧くような出来事が起こることもあります。
ハードになると、タロットカードの逆位置のように反対の意味になるアスペクトがありますが、これもその一つ。淋しい思いや独りぼっち感を味わいやすい時期となります。「疎遠星」と呼んでいます。親しい人が去っていくということもありそう。憎むという気持ちではありません。もともと一人好きの人は、気にならないかもしれませんが、どこか“ぼっち”な夜かも。ベランダでコーヒーを飲みながら、風を感じてみましょうか。

相性鑑定(ダブルチャート:シナストリー)

相性占いの場合、吉角は問題なく良い相性です。とくに恋愛では、定番の恋愛星です。すぐに仲良くなれる相手です。ただ家族星でもあるので、弟みたい、妹みたいという感じになることも多いです。恋愛では、男女の緊張感の無い相手となります。ゆっくりと愛を育んでいく相性です。ただ第一印象はインパクト弱い可能性があって、見逃してしまう場合が多々あるようです。恋愛的には長続きする相性なのですが、最初から一目惚れで燃え上がるということが少ないのです。
参考ブログ:「愛情星とエロ星の違い」
凶角の場合、愛情が縮小する(木星の拡大の反対)という意味。でも、憎み合うというわけではありません。仲が良くても、疎遠になったりします。遠距離だったり。勤務時間が昼と夜で違っているため、すれ違いの生活になったり。結婚しても、別居にならざるをえなかったり。親子ですと、子供を海外の学校の寄宿舎に入れたりするパターンが見受けられましたね。ですから、物理的にも距離を縮める努力が必要です。必ずしも失恋、憎むという意味ではありません。ですから私は、吉角を愛情星、凶角を疎遠星と呼んでいます。
夫婦で、時間のすれ違いや遠距離でない場合は、子供がなかなかできなかったりすることもあるようです。“家族っぽくない”という意味なので、カップルでも、なんだかフラットな友人関係っぽくなることがあります。別の言い方をするなら、“所帯じみていない”とも言えます。夫婦ですと、ずっと恋人っぽくいられる関係とも言えるでしょう。子供がいなかったりすると、部屋の中に生活感・生活臭が無かったりしますからね。夫婦でもそれぞれが個室を持っていたりすることもありましたね。