コウメ太夫は役者でプチブレイクするのか。
Twitter上では、以前と変わらず 世の些細な不条理を見つけては、“チキショー” と言って締めるネタを毎日披露している。
『エンタの神様』に出ていたというイメージがある。顔を白塗りにして、日本髪のカツラをかぶり、京都の舞妓さんのような女装をした芸人さんで、まぁ、正直、派手さはあるけど、ネタはあんまり面白いという印象が無いなと思っている人も多いのではないですかね。
コウメ太夫と書くと、分かりにくいかもしれないが、昔は “小梅太夫” でした。ある占い師から、名前を変えないとトラックに轢かれると言われ、改名したのだそうで。
で、そのコウメ太夫さんが、今週13日(水)放送のNHKの『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』に出演している。この短編ドラマシリーズは、BSで5月に放送されたもので、それが地上波であらためて先週から放送されているわけなんですよ。内容は、いわゆる昭和のSFチックな“ショートショート”で、そもそも原作が面白い。
このシリーズは12回で、毎回出演するキャストは違うのですが、名優ばかりのそうそうたるもので、なぜか彼らに並んで コウメ太夫さんが出ているという訳なんですよ。
コウメ太夫さんの出演している『逃走の道』というのを観ているのですが、もし、コウメ太夫さんと知らずに観ていたら、この役者は誰だろう、他にどんなドラマに出ているのだろうと、興味を持つくらいの印象に残る演技、存在感だったんですよね。すごく良かったかと尋ねられると、ちょっと難しい。たったの15分ですからね。その演技に惚れこむというほどではないのですが、“伸びしろ”を感じさせられましてね。この後、役者として活躍するかも・・・。で、まぁ、こんなブログを書く気になった訳です。
お笑い芸人が役者になっていって、他に変えられない個性派俳優になっていくことは時々あることですよね。
芦屋雁之助さんとか、でんでんさんとか、我衆院達也さんとか、片岡鶴太郎さんとか、最近では、岡部大さんとか。(ご本人たちからは、“ちげぇーよ“って叱られるかもしれませんが。)いっぱいいますよ。
コウメ太夫さんにも、ちょっとはそんな役者としての可能性を匂わせてくれるような15分間だったんですよ。
ただね、私が、彼の演技がどうのこうのと言ったところで、説得力が無いですわね。私、一般の一視聴者ですから。でも、星占い師ですから、その根拠をホロスコープで解説したいと思うですよ。
【ここでホロスコープ初心者の方のためにアスペクト(角度)のことを簡単に伝えると、星同士の角度が0、60、120度の時は“吉角”と言って、良い働きをする角度。90、180度、つまり直角か、真裏に星が来ると、“凶角”と言って、刺激的だけど、強く出過ぎて、害になりやすい影響を与えやすい角度。詳しくは私のサイトを見てね。】
コウメ太夫さんは、1972年4月20日生まれ。
2重円のホロスコープで、コウメさんの生まれた時の星並びを内側に入れ、外側に現行の星の動きを入れて、その星同士が形成する星の角度(アスペクト)で彼の運気を見ていきます。
まぁ、内側のホロスコープだけ見れば、彼の性質を知ることができ・・・例えば、水星☿と海王星♆が120度吉角で、“想像、妄想を語りたがる”とか、土星♄と海王星♆が180度凶角で“ひねくれ者”とか、水星☿と木星♃が90度凶角で“要は何が言いたいのか、よく分からない”とかが言えますが・・・今回は、それより彼の運気の流れに注目したいので、彼の詳しい性質は省かせてもらってですね。
2020年10月ごろの天王星の位置だけを入れております。
この頃、彼の木星♃と天王星♅が120度吉角を形成しています。木星♃は財運、仕事運を意味し、天王星♅は変化を意味します。ですから、このアスペクトを “転職星”と呼んでいます。
この星並びが来ると、良い転職のチャンスがやってきたりします。大きな会社で働いている場合は、人事異動で出世するということもあります。以前鑑定した人の中には、それまで著述業だったのに、この星並びを境にテレビに毎週のように出演するようになった方もいらっしゃいました。会社がこの星並びを迎えると、新事業に進出したということもありましたね。
で、なぜ、2020年10月かというと、コウメ太夫さんが、テレビドラマに初めて役者として出演された時なんですね。『ルパンの娘』というドラマで、詐欺師役で出ていたそうで。
まぁ、この時、彼は良い意味での“転職”のタイミングを迎えていて、テレビドラマに出たということなのでしょう。
この星並びの時に転職すると、その仕事は長続きすることが多いです。たいがいは仕事の条件が良かったりするのですよね。
次に見てもらいたいのでは、今年5月頃の木星の位置を外円に入れた、2重円ですね。
コウメ太夫さんの水星☿とは0度吉角、海王星♆とは120度吉角の位置に来ていたのですよ。
水星☿×木星♃の吉角は、情報発信力が上がったり、良い知らせが来やすい時期となります。木星♃×海王星♆の吉角は、私は“バブル星”と呼んでいます。ちやほやされたり、高い評価を受けたりする時となります。
まぁ、この2つのアスペクトが同時にできるわけですから、放送で高い評価を受けてもまったく不思議ではないわけですよ。
本人の星と、現行の星のズレ幅の許容の角度はプラスマイナス5度で・・・この現行の木星は、もうすぐ逆行に入り、ほとんど動かない状態になって、来年の2月までずっとこのバブルなアスペクトを形成したままになるのです。
つまり情報発信力と高い評価を受けやすい状態がしばらく続くと。
で、なぜ、今年の5月に合わせたかというと、NHKのBSで『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』の「逃亡の道」が5月17日に放送されたからであります。さらに、今週7月13日(水)も地上波で放送されると。
この放送のタイミングがいいわけですよ。プチブレイクするかもしれない。
今年は秋以降のクールでも、他にドラマに出演するかもですね。
じゃ、コウメ太夫さんは、“役者になるのか”という言葉が出てくるのだけれど、実はもともと“役者”だったんですよね。
だから、“役者に戻る”というのが正しいのかな。
コウメ太夫さんの父親は芸能プロデューサーで、母親は東映ニューフェイス第1期生の女優。育ちがそもそも芸能一家だったのですよ。マイケルジャクソンに憧れて、芸能界に入っていくのだけれど・・・入った先がマイケルとは全く違う、梅沢富美男劇団。そこで、舞台に立って、女形もしていたそうで。その後、お笑いに転身し、コンビを組んでいたけれど、解散し、コンビの相方を募集しても誰も来ないので、ピン芸人になったと。
35歳まで売れなかったら、芸人を辞めるという母親との約束をしていて・・・その時が近づいてきて、追い詰められて、白塗りのキャラクターを思いついて・・・2005年に『エンタの神様』出演でブレイクする。
ピーク時は月収400万円あったそうだが、だんだんとブームは過ぎ去り、仕事は減って、2009年には月収は数万円になったそうで。
コウメさんは、ブレイク期間中に結婚し、長男を授かるも・・・2009年には離婚。
でも収入が激減する前に、将来を見越して、5000万円でワンルーム6部屋のアパートを購入し、アパート経営を始めている。なかなか堅実な面もあるようですね。ただ利益が出るのに、30年かかるそうで。
で、2度の離婚調停を経て、長男を引き取ることになったという。
収入が減って、離婚したというのが、2009年なんだけど・・・星並びを見るとね、2013年ごろがたぶん“底”だったんじゃあないかな。『エンタの神様』は2010年まで放送が続いていたしね。2013年は、同じ『エンタの神様』に出ていて、特に親しかった桜塚やっくんが交通事故で亡くなった年でもありますね。
この2013年辺りについては、あんまりネットを見ても書かれていないんですよね。人間は、本当に底の時はね・・・公表されていないのかもしれない。
今は、私立の中学校に通う息子と暮らす、シングルファザーとなっていると。
で、『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』の『逃走の道』の中では、2人組の強盗の後輩役。髪が薄く、汚れた格好で、気が弱く、ずっと弱り顔で、まぁ、強盗と言っても強盗のシーンは無く、逃げるために飛び乗った列車はあまりに奇怪で・・・。
ネタバレするので、これ以上は言えません。
彼の経緯を考えると、気弱な冴えない詐欺師とか、強盗というのが、なんかハマり役のような気がしてきますよね。
来年2月までは、高い評価を受けやすい。そんな星がある。だから、ちょっとコウメ太夫に目が離せない。
けど、来年は、春以降にメンタル的に重圧が掛かりそうなんですよね。バッシングでもされるのかな。調子に乗ってしまって、またいらんことをやらかすのかな。
“また”は余計か。 人生って、いらんことだらけだからなぁ。