宇宙人の高橋さん 角田晃広さんのこと


日曜日の夜に放送しているバカリズムさん脚本の「ホットスポット」。

主役は清美さん(市川実日子さん)なのですが・・・東京03の角田晃広(かくたあきひろ)さんが演じる高橋さんが画面に出てくると、ほっくりと嬉しくなってくる。馴染みの友人を見つけたような安心感。気持ち的には、主役は、高橋さんなんじゃないんですかね。

高橋さんは、実は宇宙人なのです。と言っても、「ホットスポット」は、特に人命に関わる、もしくは人生に大きな波乱をもたらすような事件が起こるわけではなく、ただただ富士山の麓の、昭和の時代から続いていそうな小さなホテル「レイクホテル浅ノ湖」界隈での出来事を描いている。だから、気楽に、大きな期待をすることなく観ていられるです。

その平凡な、静かな街にいる宇宙人なのですが、特に何の影響もない、重要人物でない、居ても居なくてもどっちでもよいというのが高橋さんで・・・猫背で、知覚過敏で、髪が薄くなっていて、意見が多くて面倒くさく、かつ仕事ができるわけではない、趣味はガンプラというおじさんなのです。(宇宙人というのはガンプラ好きが多いのですかね。)

で、この高橋さんは、清美さんとその同級生などにいじられたり、無下に扱われたり、利用されたりして不憫なおじさんのです。満身創痍の猫背の背中が哀しい。
そのおじさんの悲哀が笑い変えているのが、コントでお馴染みの東京03の角田晃広(かくたあきひろ)さんなのです。

これが、ハマリ役なんですよ。

このドラマは、高橋さん=角田さんでないと成立しなかったのでないですかね。

角田さんは、このドラマで余すことなく、おじさんの本領を発揮し、主役を越える魅力と演技力を披露する大きな役どころを手に入れたわけですが・・・

それもそのはず、今、彼は年賀状のお年玉くじで、大阪万博のペアチケットが当たるくらいに運が良いのです。

まずはですね、簡単にシングルチャートで角田さんの性格などをホロスコープで診ていきましょう。

【ここでホロスコープ初心者の方のためにアスペクト(角度)のことを簡単に伝えると、星同士の角度が0、60、120度の時は“吉角”と言って、良い働きをする角度。90、180度、つまり直角か、真裏に星が来ると、“凶角”と言って、強く出過ぎて、害になりやすい影響を与える角度。詳しくは私のサイトを見てね。】


多くのアスペクトがありますが、注目したい星並びは、金星♀、木星♃、冥王星♇が120度吉角に並んでいることですね。

金星♀と木星♃は人気運があることを示しています。
金星♀と冥王星♇は好きな事を徹底的にやるというオタクな星並びです。
木星♃と冥王星♇は“ミリオネア星”と呼ばれ、財運、仕事運に恵まれやすいです。

これらがあるだけでも、役者としては十分に良い星並びを持っていると言えます。だから、イラっとさせるけど、嫌いになれないおじさんを演じることができているのかもしれませんね。

さらに角田さんには、珍しい星並びがあるのですよ。


上の金星♀、木星♃、冥王星♇の120度吉角も含まれているのですが、
彼の金星♀、木星♃と、水星☿、海王星♆と、冥王星♇と、月☽が60度吉角ずつに並んでいます。このような60度吉角が3つ並んで扇型になっているアスペクトを“クレイドル”と言います。

このクレイドルという珍しい星並びを持つと、“苦しいことがあっても、助けられる”と言われています。

私はですね、この解釈を最初に読んだ時、“いやいや、待ってください。私がこうして生きていられるのも、多くの人に助けられてきたからですよ。誰だって、苦しいことがあっても助けられてきたわけでしょ。”という反論めいた考えが浮かんできたわけです。

でもですね、実際に鑑定していると、どうも、このクレイドルを持っている人の場合、その助けられ方のスケールが普通の人より大きいのですよ。

民泊をやろうと動いていたら、急に1000万円出してやるという人が現れたとか。
難病を患っていて、専門の病院に入院していたけど、自分だけ医者と相性が良かったのか、早く完治することができたとか。

まぁ、平たく言えば、強運の持ち主ということであります。

そんなわけで、角田さんはおじさんの見かけからは想像できない良い星並びを持っておられるのですよ。

他にも彼の性質を語る星同士のアスペクトはありますが、長くなってしまうので省略させてもらいます。

あと、土のエレメントの星座(おうし座、おとめ座、やぎ座)に星が無いから、地に足を着けてじっくり取り組むタイプではない人かもしれませんね。

あと、チャートでは色のラインで示していませんが、火星♂と天王星♅が180度凶角で・・・火星と天王星は古来より健康に関わる星並びとされていますが、凶角の場合は、持病持ちになりやすいのですよ。角田さんは腰痛なんかを持っていて・・・普通に温泉好きなんじゃないですかね。

さて、角田さんの今の運気でありますが・・・この場合は、2つのホロスコ―プを重ねたダブルチャートというもので診ていきます。

内側の円が角田さんで、外側が「ホットスポット」第4話が放送された2月2日であります。


角田さんの木星♃、冥王星♇と現行の太陽☉、水星☿、木星♃で、グランドトラインという強い吉角を形成しています。グランドトラインとは、120度吉角が3つ組み合わさったアスペクトで、パワーも格段に強いわけです。

6個の星でグランドトラインですが・・・ちょっと広めに許容域を見れば、彼の金星と現行の冥王星も入ってしまいます。そうすると8個ですね。しかも吉星ばかりですので、幸福度が高いです。

その内容を見てみると、

水星☿と木星♃の吉角は、情報発信力が上がります。

木星♃と冥王星♇の吉角は、上に書きましたが“ミリオネア星”と呼ばれ、財運、仕事運を上げます。ここでは木星♃、木星♃、冥王星♇と強めのミリオネア星になっていますね。

金星♀と木星♃の吉角は、これも上に書きましたが、人気運であります。

こんな6~8個のグランドトラインなんて、人生の中でもめったにできません。
角田さんは、ほんと、今、超人気者になってしまうような華やかな運気を迎えているのです。

では、角田さんは、この時期、花火のように、ぱぁーっと華を咲かせて、散ってしまうのか。

所詮、おじさんの人気運はその程度なのか・・・。

いえいえ、ご安心ください。
おそらく、まだ角田さんの運気はまだまだ上がります。

ホロスコ―プを使うことで、より彼が良い運気を得る時期を探ることが出来ます。

で、来年ですね。2026年8月にはもっと素敵な星並びができていきます。
下のダブルチャートは、内側が角田さんで、外側が2026年8月1日であります。


星が60度ずつに6つの方向に並んでいます。正六角形の形をしております。

このアスペクトをグランドセクスタイルと言います。六芒星とも呼ばれています。

60度吉角が6つも並んでいて、見方を変えれば、グランドトラインが2つできているとも言えるのですが、これ以上ないほどの、いわばボスキャラ的な、スーパー吉角であります。
このグランドセクスタイルに関わるアスペクトを全てここで解説するには酷なので・・・2つできているグランドトラインを1つずつ見ても・・・まずは風星座の方のグランドトライン(黄色のライン)ですが、

角田さんの金星♀、木星♃、冥王星♇と、現行の天王星♅、冥王星♇のグランドトラインができています。

このグランドトラインは上に書いた人気運ミリオネア星に加えて、
木星♃と天王星♅の吉角は、棚からぼた餅運や、転職運を意味しています。

ただ転職と言っても、がらっと職を変えるとは限りません。自分の仕事のエリアを広げるように、発展させていく可能性があります。角田さんの場合でしたら、番組のMCなどを始めるとか。おじさんのムードを活かして、居酒屋チェーンを開業するとか。

もう一方のグランドトラインは、火の星座のグランドトライン(赤色のライン)ですね。
角田さんの月☽、水星☿、海王星♆に、現行の太陽☉、木星♃、海王星♆で形成されています。

上にも書きましたが、水星☿と木星♃の吉角は、情報発信力が上がります。

木星♃と海王星♆の吉角を私は“バブル星”と呼んでいます。

本人の性格も陽気になるのですが、浮かれるような出来事が起こったり、実力以上に評価されたり、ちやほやされたり、モテ期だったりします。この場合、木星♃、海王星♆、海王星♆と3つの星でのバブル星ですから・・・おじさんが調子に乗って踊っているのが目に浮かぶようですね。

つまりこの2つのおめでたいグランドトライン(正三角形)が60度吉角で組み合わさって、グランドセクスタイル(正六角形)を形成しているのです。

ミリオネア星も、バブル星も、転職星も、棚ぼた運も、人気運も、情報発信力もあります。

ダブルチャートで、グランドセクスタイルが形成されても、その正六角形の一角が、月☽や太陽☉、水星☿、金星♀あたりの足の速い星で形成されていても、あまり有難みが無いのであります。

というもの、足が速い分、すぐに終わってしまうからです。

でも、この角田さんの2026年8月のグランドセクスタイルは、現行の星で正六角形の一角を形成しているのが、木星♃、天王星♅、海王星♆であります。足が遅いです。つまり一ヶ月は続くという訳であります。

グランドセクスタイルは、相当な吉角アスペクトで、スーパー吉角なんて言われたりもしますが・・・私が鑑定しているとですね。かなり忙殺されている時期なのですよ。

ただ、ものすごく忙しいのですが、それはブラック企業でハードワークをしているという感じではありません。自分から企てて忙しくしているというか・・・相当に充実しているという感じだったりします。

例えば、期間の短いものならば、結婚式前後で忙しかったとか。
期間の長いものでも、ミュージシャンの人が連日ライブ続きで、ホテルと会場を行って帰るだけの生活をしていたとか。

これらの星の動きから、推測するに・・・今も十分に好調な星並びで、来年夏はさらに絶好調となる・・・ということは、この「ホットスポット」での活躍がスイッチとなって、他局のプロデューサーにも注目されて、どんどん仕事が舞い込んできて、来年はてんてこ舞いになるくらいに忙しくなっているのではないですかね。

もしかして、ハリウッドからオファーを受けるとか・・・その時も、宇宙人のおじさん役であって欲しいですね。そう、角田さんにはずっと宇宙人のおじさんでいてもらいたい。