火星は、力、健康、勇気、情熱、エネルギー、暴走などの意味があります。なんとなく想像がつくと思いますが、これが内面を表す月と絡みますと・・・。勢いがよく興奮しやすい。上品さに欠けるが、その分、下町的な親しみやすさがあります。不当な扱いを受けると、公平さを求めて闘います。
月と火星がネイタルチャートで0度、もしくは吉角ならば、大胆、勇敢、積極的な性格です。飾り気のない単刀直入な性格ですが、感情的、衝動的な行動が多いようです。希望に向かって体を動かして働くことを苦にしない性格で、時に向こう見ずな危険に突入しますが、危機を乗り切る才能もあります。ですから積極的ビジネス活動に有望で、困った時には助け舟が出てきます。また困難にあっても気力を失いません。自分が率先して働くばかりか、人を自分の意思通りに働かせることができる人です。だらしない状況を嫌います。
ただ勝ち気な性格で、何事にも干渉しないと気が済まず、親切がおせっかいととられるかも。雇われる側よりは雇う側にまわる、大企業の平社員に甘んじるよりは、中小企業で指導的立場になる方が性に合っています。短気な性格のため、仲間と口論しがちで、人間関係を壊しがちですが、仲直りも早いでしょう。健康面では回復力があります。
この星並びの女性は、たくましい生活力を持った活動的な妻となるでしょう。夫を出世させることや、子供を立派に育て上げることに熱中しすぎる傾向があります。夫の性格が弱い場合には、かかあ天下となりやすいです。家事を巧みにさばき、夫を助けて働き、結婚後は財産を作るでしょう。
この星並びの男性は、情熱的な結婚をします。勝ち気なタイプの女性に弱く、行動力のあるキャリアウーマンタイプ型の女性が好みです。たくましい生活力を持ち、頼れる人です。しかし、月と火星が吉角でも0度であると、たくましい女性すぎて、事故などを起しやすい人を妻にするかもしれません。
月と火星がネイタルチャートで凶角ならば、人と争う面が強く出て、横暴で怒りっぽさと気難しさがあります。気前の良さはありますが、短気で忍耐力も乏しく、人から指図されたり押さえられることに我慢できない性格のため、取り返しのつかない失敗や損失に遭いやすいでしょう。けんかっ早い。普段は大人しくとも、急に怒り出すような瞬間湯沸かし器だったりします。しかも周囲の人にはなんで怒っているのか分からないことも多いです。人間関係の好き嫌いが多く、感情で人を判断するため、協力者や有能な部下が離れてしまうでしょう。感情を傷つけられたり、腹を立てると自分の殻に閉じこもってしまいやすく、周囲を手こずらせます。自営業の場合は、方針が一貫していないと、経営が困難に陥るかもしれません。早合点が多く、感情が揺れやすいので、慎重さと忍耐力を培う必要があります。
ただし、他の惑星、特に女性星である金星、海王星、月などがアスペクトを組んでいる場合、もしくは思考の混乱を持つ星並びの場合、攻撃性が外に出ず、内側、つまり自分に向けて出ることがあります。自傷行為などをする可能性もあります。
この星回りの女性が妻となると、独立心が強く、頭を抑えられることに我慢できない性格のため、結婚生活に向かず、結婚しても夫を支配しようとするでしょう。口論が絶えない家庭になるかも。控えめに。
この星回りの男性は、軽率で分別に欠いた結婚をするかもしれません。衝動的で負けん気の女性を妻にすることでしょう。その女性は勢いがあり過ぎて、病気がちになったり、事故に遭いやすいかも。いざという時、あまり役に立ってはくれなさそうです。
未来予測(ダブルチャート:トランジット)
月と火星がトランジットのダブルチャートで0度、もしくは吉角を形成していたら、、勇気が湧く時期です。心の内部にある大胆さや激しさが突然、現実化するような事態が起こりやすい時期です。心の中で考えている計画があれば、果敢に実行していきましょう。
火星の特徴がそのままメンタル的なものに反映されていきます。前向きさ、ポジティブな考え方が出てきます。バイタリティが出てきます。気分が落ち込んでいる時には回復できることでしょう。拳を握り、鏡に向かって、“ここは、ファイトだろうがぁ”とか“負ける気がしないわ”と声を掛けているかも。月に赤い火星が重なる時は、“元気を出す”と決めておいて。
ただ強く出てくると・・・火星は男性的で闘う星でもあります。心にチャレンジ精神、やる気が湧いてきます。アグレッシブな感じ。ぐいぐいと進みたがる。メンタルに野性味が出てきます。大胆。勇敢。過度に負けず嫌いになったり、人とぶつかりやすくもなるので、注意したい。そのくせ、おせっかい。一方で、男性的な面が出てくるが、“おっさん”という意味もあり、この日はおやじっぽくなるかも。赤ちょうちんの居酒屋の熱燗が似合う女子のなりそうだけど、恥じらいの無い、だらしなさが表に出ないように気を遣っていきたい。
月と火星がトランジットのダブルチャートで凶角ならば、感情(月)が熱くなり、行動(火星)が先走りやすい“カッとなりやすい時期”とされます。普段なら流せる小さな刺激が刺さりやすく、言い方が強くなったり、相手の言葉を“攻撃”として受け取りやすくなります。
喧嘩っ早くなりそう。短気で怒りっぽくなり、気難しさが出てきます。早合点で行動しがちになる。好き嫌いが激しくなる。腹を立てると自分の殻に閉じこもって、周囲を手こずらせるかもしれません。周囲の人は何で怒っているのか分かっていなかったりします。この日は、普段穏やかな人が豹変してしまう可能性があるから、面倒くさい。育ちが良くて、穏やかさが売りの女の子が、些細な他人のミスで急にキレて、関西弁で怒鳴ったりして。
また、これまでの疲労が、病気や損失、争いという形で現れやすくなります。肉体的、精神的な疲労や病気であれば、なるべく身体をいたわり、休めるようにしましょう。過敏に感情にも左右されがちです。またこの時期は対人関係の好き嫌いが激しくなりがちです。そんな気持ちは戒めるようにしましょう。
波が過ぎると驚くほど落ち着きます。あなたがこの時期を「衝突」ではなく「発散と即断回避」に使えた時、月×火星は“気分の爆発”ではなく“瞬発力”として味方になります。
ただ、生まれた時の火星×現行の月では、現行の月が一日に13度と足が速いため、ほとんど実感できないことでしょう。
相性鑑定(ダブルチャート:シナストリー)
月と火星のシナストリー相性鑑定で0度、もしくは吉角ならば、一緒にいるとテンションの上がる相手となるでしょう。興奮しやすくなります。特に心の面で元気が出てくるようになります。前向き、ポジティブになることでしょう。
感情に火が入り、行動が素直に動く、感情が自然に行動に変わり、関係が活気づく・・・恋愛でも友人関係でも、“好き”が体感として伝わりやすい相性と言えます。“アクションと感情の同期”が起きやすいのです。
月側が「こうしてほしい」を言うと、火星側がすぐ動いてくれるのです。
一方で、月は安心や甘え、癒し、火星は衝動や情熱なので、二人の間に多少“温度”が生まれやすいです。
月と火星のシナストリー相性鑑定で凶角ならば、ぶつかりやすい相手となります。感情が刺激されてケンカになりやすいようです。方向性としては、火星側の人が、月側の人を刺激、攻撃すると言われていますが、実際には逆のこともまれにあるようです。火星側の人から見て、月側の人は、女性的、女々しく見えることでしょう。
月側は“安心したい・分かってほしい”気持ちが強く出やすく、火星側は“今すぐ動く・はっきり言う”方向に出やすいので、同じ出来事でも反応の仕方がズレやすいのです。月側が火星側の自己主張を“強すぎる、支配的”と感じて不安になりやすく、同居など生活が近いほど摩擦が強く出るようです。感情ニーズが満たされない時に相手の行動が「戦闘モード」を引き出しやすい・・・。
ただ、このアスペクトは“無関心”になりにくいぶん、うまく回れば強い推進力にもなります。月×火星の凶角は、相手を変えようとすると荒れやすい一方で、熱を“目的”や“行動”に向けられた時に最強のコンビになります。二人で同じ方向に走れるテーマ(運動、片付け、目標づくり)を作ると、関係が建設的に育ちやすいです。


