木星
木星
冥王星
冥王星
ミリオネア星 大判振る舞い

冥王星は権力、頂点、審判という意味があり、成功運の木星と絡むとかなり強い力を持ちますが、吉角では“人徳星”とも言われ、その人の徳の高さが試される面があります。社会のために尽くし地位が高くなる、もしくはただ傲慢な人になる。あなたはどちらでしょうね。指導者的な人格を持てるかどうかは、この人次第。生き方に妥協が多いが、それは実利的な成功を優先するためです。ミリオネア星とも呼ばれ、財運が最も良い星並びと言われています。最近はさらに桁が上がって、“ビリオネア星”と呼ぶ人もいます。実際にはミリオネアというほどのお金持ちとは限らず、“食べることには困ったことがない”程度だったりします。

シングルチャートで木星と冥王星が吉角にあれば、他の星のアスペクトにもよりますが、“食べるには困らない”くらいの安定した財運を持つことでしょう。育った家がそこそこ恵まれていたか、仕事をこなす能力が高かったりします。それがミリオネア星と呼ばれる所以でもあります。また“人徳星”とも呼ばれ、50代以降の年齢の方で、社会的に成功している場合は、この星並びを持っている人の口癖は“徳がなにより大切”という言葉だったりします。人に財を与えれば、与えた以上の財になって戻ってくる運気も持ち主です。そんな経験を持っているためでしょうか。宗教的な信念に基づき、社会を改革・再生しようとする使命感を持ちます。また、程度はいろいろですが、カリスマ性と、集団を指導・統率する手腕があると言われます。学問の習得にも優れ、政治的には、権力と財力を掌握することが期待できます。大きな資金を動かす力があり、他人の財産を利用するのも巧みです。利権テリトリーの拡大に成功しやすいでしょう。偉業達成も可能で、修養次第では、精神的分野・物質的分野とも無限に展開しうる能力を秘めています。権力への意志をうまく生かせるような、社会的地位を手に入れます。
上のように書くと、晩年はとても偉大な人物になるように思えますが、成功するかどうかは、本人自身の人徳の高さ低さが関わっていると言われます。人徳度を試されているとも言えるでしょう。あまりにエネルギーが大きな星なので、使いこなせるかどうか、この星に見合っているかどうかという感じでしょうか。ただ実際にはそこまで精神的に上り詰める人は多くないです。特に若い頃は、お金を稼ぐことに関してはガツガツしている印象を人に与えているかもしれません。
しかし、現実に分かりやすく見える性質としては、きっぷ(気風)の良さ、気前の良さとして出てくるでしょう。ケチケチしたことが嫌い。ちなみに斎藤一人さんもこの吉角120度を持っていますね。人に与えれば、与えるほど、倍になって戻ってくるのは、斎藤さんだからです?

シングルチャート凶角ならば、性格的には、吉角と同じく、気風(きっぷ)の良さがあります。豪勢にお金を使う傾向があり、男性ならば、人に奢ったり(おごる、ごちそうする)、並べてある商品を全部買ったりします。また女性は、お祝い事の贈り物では高価なものを奮発することでしょう。みみっちいこととか、ケチケチするのは嫌い。ラーメン屋さんやスタバに行ったら、高い方からメニューを選んでいくタイプ。気が付いたら、いつも一番高いメニューを食べていたりして。too muchに行きたい。しょぼいことが嫌い。貧乏くさいのは嫌い。大判振る舞いで、お金だけでなく、労力も無駄に使ってしまうところがあるでしょう。大雑把なところがあるため、忘れ物をしやすいという面もあります。一方、財力と権力を熱望します。がっつり稼いで、がっつり使おうというタイプですね。たまにですが、富を築くために、手段を選ばず、友情も利権を拡大するための手段と考えるため、交友関係から追放されることもあります。また政治的な権力抗争に巻き込まれやすいでしょう。概して、あなた自身が物質主義や自己中心主義になった時に、運気が転落してしまうので注意してください。自分が法であるという傍若無人さがあります。最悪の場合には、地位・財産など、一切を失う危険性もはらんでいます。
ただし、修養し、人徳の重さを思い知れば、吉角と同じく、偉業達成も可能で、精神的分野・物質的分野とも無限に展開しうる能力を秘めています。人に与えること、分け合うことを大切にしましょう。人徳を重んじることです。バリ島の大富豪で有名な丸山孝俊さんは凶角90度を持っています。ZOZOの元社長の前澤友作さん(1975・11・22)は180度凶角を持っています。前澤社長の場合、さらに金星も加わっています。

未来予測(ダブルチャート:トランジット)

ダブルチャート(生まれた時の木星×現行の冥王星、生まれた時の冥王星×木星)で吉角ならば、社会的地位や財力を上げるチャンスが訪れます。まさにミリオネア星ですね。目上の人や権力者から援助を受け、引き上げられることもあるでしょう。ヘッドハンティングされたり、良い条件での就職や転職のチャンスの時期です。出世したりします。良い仕事が舞い込んでくるビジネスチャンスの時期でもあります。大きな仕事が入ってきたりします。また、子供が生まれるなどめでたい出来事や大きな喜び事が起こったりします。 冥王星は頂点という意味があり、財運(木星)が頂点ということで、大きな仕事運、財運を意味します。だから、この星並びは「ミリオネア星」とか、「ビリオネア星」とも呼ばれます。少なくとも、食べるには困らないくらいの恵みはあることでしょう。冥王星がさそり座の守護星であり、8室の星であることから、生や死に関わると言われています。そのためか、このアスペクトは、大きな喜び事として、妊娠・出産があったり、遺産を得るということが起こったりします。実際、そういう事例をいくつも見てきました。これは、冥王星がさそり座の守護星であり、8室の主星であるからとも言えます。8室は生、死に関わる部屋でありますから、生が膨らむで“出産”、死のお金で“遺産”という具合に覚えましょう。
やらなければならないことに対し、動きが出てきます。社会的な使命感が出てきやすい時。冥王星には権力という意味もあり、権力を持つ者は博愛精神をもって行動し始めます。だから、善意のある方向への向かう時期とも言われます。

ダブルチャート凶角ならば、財を放出しやすいか、労力を大いに費やしてしまう時期になるでしょう。 財や労力を大雑把に放出しやすい時で、私は「大盤振る舞い星」と呼んでいますが、費やした割に効果がほとんど無かったりします。お金をどぶに捨てるような使い方をしていることもありそう。お金や労力を使ってしまうというのは、例えて言うなら“引っ越し”のようなこともあります。引っ越しというのは、どんな人でもお金を労力を費やしてしまいますからね。かと言って、それほど大きな実りや喜びが得られるとは限らないというか。ただし、普段、節約傾向のある人には、自己投資の時期とも言えます。高価な海外旅行とか、本を出版するなど、いつもはもったいなくてできないことでもやれてしまうチャンスとも言えます。ただし、成果があるとは限りません。冥王星はモラル、道徳を意味します。この時期、モラルを無視し、自己中心的になってしまうと、よい成果が得られなくなるでしょう。むしろ、損失が出てしまうかも。この時期こそ、人を大切にし、感謝の気持ちを大切にするようにしてください。そうすれば財運(木星)を落とさずに済むかもしれません。

相性鑑定(ダブルチャート:シナストリー)

相性鑑定では、吉角の場合、ミリオネア星として財運が良くなる相手と言われてします。“ミリオネア星”と呼ばれてはいますが、実際には“ミリオネア”というほどの大金持ちではなく、食うに困らない程度だったりしますが、財運は高いレベルで安定するでしょう。仕事相手の場合は、成果が上がる相手です。財運が上がる相手ですので、取引先などとしても、良い相手です。
凶角の場合、お金やエネルギーを豪勢に放出してしまう可能性があります。金使いが荒くなる可能性があるという意味であります。もしくは労力を多く必要とするという意味です。親子での相性の場合は、子育てに労力の要るお子さんとなる場合があるようです。もしくは、教育などで多くのお金をかけてしまうか。