大阪万博はこうすればきっとうまくいく。よう知らんけど。


2年後の大阪関西万博(以下、大阪万博と略させてもらいます。)の話が急にトーンダウンしてきましてね。

パビリオンが間に合わないんじゃないかという恐れが出てきたのですよね。パビリオンの建設のための入札をしてもなかなか落札されず、結局どんどん金額を上げているようでして。まぁ、建設業者がやりたいと手を上げずにいるということですな。建設資材が高騰して、現場で作業する人手が不足しているわけですからね。

これね、お役人さんたちと政治家さんたちが、コロナ禍が終わってからの苦しい建設現場の環境をまったくリサーチしてこなかったからでしょ、という感じなんですよね。

私の知り合いで、一級建築士の人がいましてね、小さな建設会社を経営しているのですが、まぁ、主な仕事はリフォーム業という方がいるんですよ。
実は、この間の東京ホロスコープ講座で受付をお願いしていた人なんですけどね。ご飯食べながらの世間話をしていたんですが・・・まぁ、前から彼は言ってましたけどね、今は見積もりを立てるが怖いって。建設資材が驚くほど高騰していて、円安もあるんでしょうけど、特にロシアによるウクライナ侵攻の影響でアルミニウムの資材が爆上がりで、この1年で2倍になっているんですって。だから、今、契約しても、数か月後にはさらにどれだけ価格が上がっているか分からないから、いくらで計算していいか分からないと。
職人さんに関しても、相変わらず、若手が新たに現場に入ってくることはほとんどないし、コロナが収まっても、外国人が戻ってきてくれないしで、激しく人手不足。高齢の職人さんたちに頼るしかないのですが、当然、引退していっている。ついで言うと、昔の職人さんたちは、いくつも作業ができる人が多くいたのですが、今の職人さんは、足場立てなら、足場立てしかできないという人ばかりで・・・だから、一人一人の期間は短く、多くの職人さんをスケジューリングしていかなければならないから、これはこれで偏りができて、人手不足感に拍車をかけていると。

まぁ、普通に一般の家の建築現場でもそうなっているのですよ。

そりゃ、万博のパビリオンとなればね・・・大手のゼネコンさんたちも怖くて手を出せないのは当然なわけですよ。で、そんな状況をお役所や政治家の方々は甘く見ていて、今になって騒ぐことになったということなんでしょうね。

で、今回の騒ぎで、急に大阪万博への視線が冷めてきたかもしれない。

だってね、東京オリンピックを2年前の夏に終えてね・・・“やってよかった”という印象を持った人がどれだけいるでしょうね。正直、オリンピックの誘致に手を出さなければよかった、というのが多くの人が持っている感想ではないですかね。

で、今回も “やんなきゃ、よかった” みたいになるかもしれない。

でもね、大阪万博が開催される2025年4月13日(日)。この日を誕生日と見なして、ホロスコープを作成し、大阪万博の運気を診ていくのですが・・・悪くないんですよね。

大阪万博の性質と運気を診ていきましょうか。

【ここでホロスコープ初心者の方のためにアスペクト(角度)のことを簡単に伝えると、星同士の角度が0、60、120度の時は“吉角”と言って、良い働きをする角度。90、180度、つまり直角か、真裏に星が来ると、“凶角”と言って、強く出過ぎて、害になりやすい影響を与えやすい角度。詳しくは私のサイトを見てね。】


このホロスコープで目に付くのは、水星☿、金星♀、土星♄、海王星♆(緑の楕円)が重なっていることですね。なかなかエネルギーが強いですよ。ちなみにここでは描いていませんが、ドラゴンヘッドも重なっています。

水星☿と金星♀のアスペクトを、私は“おしゃべり星”と呼んでいますが、賑やかな性格を意味しています。
金星♀と土星♄は、癒し感が出てくることでしょう。金星と海王星はおしゃれな感じが出てきますね。
水星☿と海王星♆は“夢を語る”という意味であります。
土星♄が掛かっているの、こっそり感、ひねくれ感が出てしまうかもしれませんが、なかなか楽しそうな星並びなのでありますよ。夢とか、お祭り感はありますよ。
そもそもこの4つの星が重なるなんて、めったにないですよ。30数年に一度あるかないかですね。

この日は太陽☉と月☾が180度位置で、満月でありますが、火星♂がさらにTスクエア位置(赤のライン)にありますね。Tスクエアとは、180度凶角と90度凶角が組み合わさった強い凶角であります。男っぽさ、ワイルドさがありそうですね。あんまり強く出ると、喧嘩っ早くなりますけどね。

今は、工事の遅れてますけど、男気とか、ど根性とか、ガッツを見せてくれてのではないですかね。

で、個人的な提案なんですけどね。今、大阪万博は開場が9:30になっているのですよ。
でも、この日、水星☿、金星♀、土星♄、海王星♆の4つの星の塊が、天の天辺MCに来るのが10:30でなんです。

この4つの星を天頂に持ってきた方が、エネルギーは圧倒的に強くなりますので、ぜひ、初日の開場(オープン)を10:30にしてもらいたいですね。もしくは、開会宣言ですかね。そうすれば、より夢の世界感とか、お祭り感が高くなりそうなんですよね。

じゃ、この大阪万博が日本にとってどんな影響を与えるのか。

今度は2重円で相性を診てみましょう。
内側が日本(1946年11月3日)で、外側が2025年4月13日であります。


万博の水星☿、金星♀、火星♂、土星♄、海王星♆と日本の火星♂、水星☿、金星♀がグランドトラインを形成しております。グランドトラインとは、120度吉角が3つ組み合わさった強い吉角であります。

水星☿と金星♀は上で書きましたが、“おしゃべり星”であります。水星☿と火星♂のアスペクトは、漫才のようなテンポの速い会話を意味します。

よく見ると、このグランドトラインは、水星☿2つ、金星♀2つ、火星♂2つ使っているんですよね。水星☿、金星♀、火星♂をあるだけ使っているわけで、テンポのいいおしゃべりがMAXに展開されるわけですよ。

日本を元気に賑やかにしてくれることでしょう。

ただね、一方、嫌な星もあるわけですよ。


日本の太陽☉、木星♃、土星♄、冥王星♇、と万博の冥王星♇でTスクエアを形成しているのですよね。

木星♃、土星♄の凶角を“お金たまらない星”と呼んでいて、出費が多くなりやすいです。
木星♃、冥王星♇の凶角を“大判振る舞い星”と呼んでいて、労力やお金を費やしやすくなります。

お金の面では、ちょっと出費が多くなってしまうのは仕方ないかな。赤字になるかもしれないということも視野に入れておいた方がいいかも。儲からないかも。この際、パビリオンは安く建てられるものにしておきませんか。

私は名古屋の人間なので、2005年の愛知万博というものにも行ってましてね。あの時の展示品の目玉は、ロシアから来た冷凍マンモスだったのですよ。まぁ、正直、集客力は無かったですよね。で、今度の大阪万博の目玉は、iPS細胞で作った動く心臓のモデルということですが、皆さん、これ見たいと思って、見に来ますかね。入場料は7,500円ですよ。

かつての大阪万博のように、月の石とか、人間洗濯機とか、もっと万博って、その時代の人々にとって、未来の生活が感じられて、スケールが大きくSFチックなロマンが必要だと思うのですよ。

愛知万博の時、行って楽しかったなと思ったのは、世界の料理が食べ歩きできたことですね。そういう点ではちょっとしたグルメイベントと変わらなかったのかもしれませんが。

で、思うんですけどね、いっそ、大阪らしく、あと賑やかなおしゃべりの星並びからしても、いっそ“お笑い万博”にしたら、どうですかね。平和な世を築くため、大阪の笑いの文化を世界に発信すると。世界中の人間を笑わせてやる、ぐらいの意気込みで。吉本興業の元会長の大﨑洋さんが2025年日本国際博覧会協会のシニアアドバイザーに就任されているわけですし。ここは柔軟に方向転換してですね、あんまり既成概念にとらわれず。各パビリオンに漫才師を配置するみたいな。

この大阪万博は建設の遅れが出てきて、問題になり始めたら、
自民党の二階堂さんが“国家の威信にかけて、万博を成功させる”とおっしゃったようですが、なんか、国家の威信をかけると、ろくなことがないというか。つまんなくなりそうだから、もうそういう言葉はやめてほしいというか。東京オリンピックの時も、国家の威信をかけていたけど、結局、利権がらみの話が裏にあったんでしょ、という風にも見えてきますしね。

そもそも万博の成功って、パビリオンの建設を間に合わせることではなく、コンテンツが良くて、人が集められるかどうかが大事なことでしょ。
立派なパビリオンが立っていてもつまんないんじゃ、失敗する可能性があるわけで。

それより、今回の大阪万博は開き直って、ただ一点“楽しく、賑やかにする”という方向性に集中して軸足を置いていくべきだと思うんですよ。
大阪らしく、食を含めて、楽しませて欲しいですよね。