知性の水星が、土星によりゆっくりとなるとイメージしていきましょう。情報に対する正確さを求めて、ひとつのことをコツコツと長く研究することができる。知性に粘りがあるという意味ですね。地道に机に向かうイメージ。狭量な面も。知性の発達が遅くなることがあるが、それでも専門家として大成する可能性があります。凶角ならば、世の規則から外れた考えを実行しやすくなります。知性(水星)がルール、規則を破る(土星 凶角)と覚えるとよいでしょう。
水星と土星がネイタルチャートで0度、もしくは吉角ならば、スローペース、マイペースな考えの持ち主となります。見方を変えれば、集中力とコツコツさは抜群で、論理思考・数字・経理の処理などに強い人が多いです。考え方が現実的で、言葉や計画が丁寧なタイプです。勢いで話すより、頭の中で一度組み立ててから伝えるので、発言に重みが出やすいです。学び方もコツコツ型。私が個人鑑定しても、この星並びの人は、実際、経理の仕事をしている人が多いです。粘り強さ、実務力、現実的な判断の良さが評価されやすいです。
スローペース・マイペースなので、独りでコツコツ考えられる環境が向いています。真面目な勉学家と言えます。集中力が半端でないのです。困難な試験も、勉学に対して努力を惜しまないので、クリアしていくことでしょう。結構、勉学に対して粘りがあることを自覚していることも多く、資格試験には負けない自信を持っている人もいます。ただ勉強の面で出るとは限りません。ずっと机に向かっていられるので、イラストレーターや物を作る職人さんのような人でも、この星並びを持っていたりすることはよくあることです。
真面目さ・慎重さが前面に出やすい反面、「失敗したくない」「変なことを言いたくない」ということで口数が減ったり、自分に厳しくなりすぎることもあります。
この星並びで有名人は、かのアインシュタインです。彼は5歳まで、話をすることができなかったそうですが、天才的な物理研究の能力を後に発揮します。まさに発達が遅く、スローペースだが、集中力を発揮して大成する典型的な例と言えるでしょう。知の面で大器晩成だと考えてください。
ただし、吉角であっても、考えが狭くなりがちで、悲観的、意気消沈してしまうところがあるので、そこは直していきましょう。
複合アスペクトで、水星、土星、冥王星の吉角組み合わせは、学者、研究者などになりやすい星並びです。特にネイタル、シングルチャートで持っている人は、学術や研究開発に関わっていたりする事例が結構あります。
水星と土星がネイタルチャートで凶角ならば、頑固な考えに固執してしまうタイプと言えます。土星は執着、慎重という意味があり、凶角なので、この星並びは“執着し過ぎる”“慎重になり過ぎる”という意味になります。頭は現実的で慎重。でも“間違えたくない”気持ちが強く、考えすぎて重くなりやすい人ともなりやすいです。言葉は丁寧で筋が通り、いい加減なことを言わない反面、発言前にブレーキがかかって黙りがち、遠慮がちになったり、「どうせ否定されるかも」と自己批判・悲観に向かいやすいです。
会議で“正しい言い方”を探しすぎてタイミングを逃す。質問されると頭が真っ白になり、後で「あれも言えたのに・・・」と反省。
軽い雑談は苦手でも、調べて整理して、筋道を立てて説明することに強い。研究、設計、会計、文章の校正、マニュアル作りなど「正確さが価値になる分野」で光ります。
先見性には欠けますが、ずる賢さを持っており、身を守る術はちゃんと持っています。論理的な思考には強い面は吉角と同じです。悲観的になりやすく、また恐怖心を持ちやすく、頑固になりやすいのが欠点です。疑惑や否定的な見解に染まりやすいが、それを逆用すれば、科学的なセンスや資料の処理に高い能力を発揮できます。
ただし、吉角と違うのは、文書処理をあまり長時間こなすことは苦手ということです。途中で投げ出してしまうようです。一見、知性に粘りがありそうで、実は無いのです。また土星にはルール、規則、法律という意味があります。知性、考え方がそれらを破るという意味があります。つまり決め事やルール、常識のようなものを大切にしない考え方を持っています。良くも悪くも常識破りと言えるでしょう。
未来予測(ダブルチャート:トランジット)
水星と土星がトランジットのダブルチャートで0度、もしくは吉角を形成しているならば、精神活動は深みを増し、研究活動や短期集中・徹底しての勉強には向いています。集中力が湧く時期です。ずっと机に向かっていられる時期です。またその努力が報われる時期でもあります。頭が地道、堅実、持久力、忍耐、現実モードに切り替わり、集中して形にするのが得意になるのです。
決める・整える・仕上げるに全振りすると、満足度が高い時期です。
ずっと机に向かっていられるような根気、集中力が湧く日。1つの作業にじっと向き合っていられるので、職人肌といった雰囲気が出てくるかもしれません。鉛筆は、粘り強く、先がトキントキンになるまで削り続けるかも。長く集中していられる分、仕事ははかどるでしょう。堅実に、粘り強く調べものなどもできるので、研究、調査などにも向きます。プライベートで発揮すると、彼氏や夫のスマホを隅から隅まで調べ尽くしてしまう感じかな。
土星には古いもの、伝統的、保守的、ルールという意味があります。水星の示す思考が、良い意味でそういった傾向を持ちます。昔から守られてきた型どおりの考え方で、斬新さや面白みに欠けるかもしれません。しかし、安定感、信頼感があります。経験値が高く、失敗の可能性が少ない意見です。
水星と土星がトランジットのダブルチャートで凶角を形成すると、これも外からの印象は吉角を形成している時に似てきます。集中力が出てきます。しかし、度が過ぎて、やや精神的に滅入ってしまうかもしれません。またこだわり、固執し過ぎるという面も出てきます。
やり直し、連絡の遅延、ネガ思考、批判に遭いやすい時期とも言われます。
書類の不備や確認不足が見つかり、差し戻しになるとか。「どうせ無理かも」が頭に居座り、発想が縮こまるとか。
この時期は、ややドライにものごとを考えるようにしましょう。仕事や勉強で滅入るようでしたら、なるべく気分転換をしましょう。また土星にはルールという意味があり、この凶角の時期は、偏屈になり、ルールや一般的な常識をとらわれなくなっています。ですから、信号無視、遅刻などをついやってしまいがちになりますので、注意しましょう。
頭が硬くなっています。一つの考えに固執し過ぎて、頑固になりやすい。相手の言い分を理解するように努めましょう。
相性鑑定(ダブルチャート:シナストリー)
水星と土星のシナストリー相性鑑定で0度、もしくは吉角ならば、一緒にいると集中力が湧く相手です。ずっと机に向かっているような地道な作業もこなしていけることでしょう。派手な立ち回りは無いけれど、コツコツと築き上げるには良いパートナーとなるでしょう。華やかさはないけれど、堅実さが生まれます。誤解が少なく、言葉に信頼性があり、長期的な計画を一緒に作れる相性です。
軽いノリで盛り上がるより、「ちゃんと話せる」「決めたことを守れる」安心感が強みです。現実的な助言、計画性、継続力につながりやすい一方、重くなりすぎると会話が固くなる可能性があります。
先生と生徒のようなムードが出やすいと言われます。土星側が水星側の言葉や考えにブレーキと枠を与え、話が整理され、現実に落とし込めるようです。水星側は「この人に話すと筋道が立つ」と感じやすいです。
ただし、土星側が指摘役になりすぎると水星側が萎縮し、会話が楽しくなくなる場合があるので、注意です。
水星と土星のシナストリー相性鑑定で凶角ならば、お互い頑固になる相手です。また一緒にいると規則やルール、法律を破りやすくなる相手となります。破ると言い方では、表現が強すぎるので、気にならなくなるという感じでしょうか。つまり浮気をしやすい相手ともなりやすいですね。
また一方で、土星の側の人が、水星側を指導したり、説教するということもあるようです。
土星側は悪気なく「ちゃんとしたい」「現実的にしたい」だけなのに、水星側は否定された、遮られた、バカにされたように受け取りやすく、だんだん黙るという流れもありそう。土星側の雑談が“説教”に聞こえる、逆に水星は「何でも軽く流す」と見られる。など。
土星は関係を現実化する力が強いので、うまく回ると「約束を守る」「計画を形にする」「学びを継続する」などを大切にしていきましょう。そうすれば、二人の会話が“成果”に変わります。
土星側の理屈や圧を“攻撃”ではなく、“整える力”にできたとき、この凶角は、言葉が信頼を伴う強い相性になります。


