火星は、力、健康、勇気、情熱、エネルギー、暴走などの意味があります。これらが太陽と絡むと・・・。
シングルチャートで性格を診ると、吉角ならば、強い意志と大胆さ、勇気と言ったものを持ち、先頭に立って、支配的、指導的立場でものごとを進めようとします。活気があり、元気な人です。体力もあり、よく働く人となります。運動能力も高く、基本的に健康維持に優れています。自己主張が強く、目標に向かって進むエネルギーには目を見張るものがあります。現場の最前線などで采配を奮うと存在感を発揮するでしょう。ただし、自分自身に対しても厳しく、精神的な焦りや働き過ぎによる事故、病気には注意が必要です。短気で衝動的なところにも注意。ですから、冷静さも人より多く必要とされます。0度ぐらい強くなると、寛容さにも欠けるところがあり、人が成功することに嫉妬心が湧くという欠点もあります。
この星並びの女性の好みのタイプは、肉体的たくましさとセクシーさを備えた男性です。大胆で、開拓精神に溢れた男性。妻となると、勝ち気で気性が激しく、仕事を持っていれば、男勝りの手腕を発揮するでしょう。おそらく共働きとなり、夫を助けて、困難を乗り越えていくことに喜びを感じ取ることでしょう。仕事と家庭を強い意志と賢明さで両立させていきます。
シングルチャートで凶角とならば、負けず嫌いで闘争心を持ち、感情に走りやすい性格のため、仲間などと口論などをすることでしょう。競争に勝つことがばかりに関心を寄せていると、信用を失います。強引さも目に付きます。冒険心もあるのですが、無謀な計画も立てやすく、困難を招きます。投機的ビジネスは破綻することでしょう。無駄なことに大きな労力を払いやすく、消耗しやすくなります。
腹を立てやすい、短気な性格はありますが、それも20代まででしょう。怒りやすい性格は、社会的制裁を受けやすいので早めに治ってしまうこと多いようです。
この星回りの女性は、一匹オオカミタイプの男性を好みます。また、あまり考えることなく、性急に結婚してしまう傾向があります。勝ち気で感情が荒々しく、夫と張り合うことも多いでしょう。家庭の家事だけでは力が余り過ぎて、仕事や社会的活動にエネルギーのはけ口を求めるでしょう。
未来予測(ダブルチャート:トランジット)
ダブルチャート(生まれた時の火星×現行の太陽、生まれた時の太陽×現行の火星)で吉角ならば、エネルギッシュになります。目標達成のために、普段以上の力を発揮することでしょう。現場を引っ張る主導的立場の力も出てくることでしょう。行動も大胆になります。健康運もぐっと高まり、スポーツなどでは活躍する場面が出てくるでしょう。しかし0度くらい強くなると、プレッシャーがかかりやすい時期でもあり、短気にもなりやすいので注意。
行動力が増していき、いつもより大胆な活動ができそう。バイタリティがあります。チャレンジするエネルギーも充満しています。ポジティブに行動派になっているから、動きが大きい。腕をまくり、鉢巻をして、自分より大きな和太鼓を叩きたくなる感じ。前進あるのみ。この日はたとえ越えられない障害があろうとも、地をはって、ほふく前進してでも、目的にたどり着いてやるという気合いがみなぎっていきます。全身の血が熱くなる日なのです。
ストレートに行動したり、ものを言ったりするようになります。野球で言えば、カーブとか、シュートで勝負するのではなく、どんと直球ストレート。職場の向上心のない後輩にも、なかなかプロポーズしてくれない彼氏にも、説得したい相手がいたら、壁ドンで決着付けましょう。
ダブルチャートで凶角になると、暴走しやすくなります。ケンカもしないように、冷静さを保つようにしましょう。挑発的な行動もしやすく、そのため、周囲の人間関係が緊張状態に陥ることもあります。イライラ感も高まります。判断力も鈍ります。頭を冷やすようにしましょう。
攻撃性が強くなって、闘争心が湧きやすい。短気になりやすく、腹を立てやすい。ちょっと肩がぶつかっただけでも、カンフー映画の格闘シーンが始まってしまいそう。仕事においても熱くなり過ぎるので、せっかちになっていることでしょう。こんな時期だから、消耗もしやすいです。でも、体力も余っているから、ストレス解消はキックボクシングのジムかな。
ただし、生まれた時の太陽(内側)とその位置から時計回りに90度凶角の位置に来た時の火星(外側)の運気は、良い意味となります。社会的地位や存在感が増大します。信用も増し、業績も上がる時です。最高の実力を発揮できる時期で、この時がピークであることを自覚して計画を進めていきましょう。
相性鑑定(ダブルチャート:シナストリー)
相性鑑定では、吉角ならば、元気を与えあう相性となります。一緒にいると、明るく健康的でいられることでしょう。
凶角ではケンカになりやすい相手となります。落ち着きを保って付き合うようにしましょう。ただし、それほど激しくぶつかり合うとは限りませんので過剰な心配は無用です。距離感を近づけ過ぎなければ、ハードもソフトとなり、吉角と同じ効果になります。