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海王星
海王星

夢を見る夢子。天真爛漫、でもナイーブ。望む業種に方向性はなく、日常の責任から解放されたような仕事を求めます。地に足が付いていません。現実感が無く、ずっと子供の世界にいる、ピーターパンのような人でしょう。放浪癖があるかも。一方で、感性が優れており、人々が求めるようなものを感じ取る能力があります。幻想的。しかし、自分が思っているほど、他人には認められていないため、気付いた時には地位や名声を失っていることもあります。そんな世間とのギャップがあります。周囲の人は、この人を捉えきれていない可能性が大きいです。気分屋なのに、有能と思われていたり。あまり利己的な姿勢で仕事をすると、評判と立場が低下していきます。多くのものを失うことになるでしょう。感覚の世界なので、メディア、画像、想像力、芸術、音楽などでは力を発揮することもあります。スピリチュアルかもしれません。侮れないのは、現代においては、この夢に浸る力が結構な魅力や財運を呼ぶ可能性もあります。アーティストがその一例ですね。夢を売る仕事というのは、元手が少なく、大きな利益を生むものが多いですからね。華やかな世界で、お客さんに夢を見させるのも上手です。でも、他人から口八丁で儲けているようにも思われたりします。普通の人では良心がとがめて、詐欺師かどうかというグレーなビジネスでも、この人はずっぽり平気で浸ることができます。その分、大きな利益を得たりするという意味です。一方で、不幸自慢というか、“私は可哀想なのよ”オーラを出して、同情を引こうとします。親は社会的には弱者だったかもしれません。憐れみを受けていたかもしません。想像力豊かで敏感だったかも。 この人の母親は、夢をあきらめたか、大いに挫折を持っていたかもしれません。そのため、家庭生活から脱出したいと考えていたかもしれません。

未来予測(ダブルチャート:MCにトランジットの海王星が重なる時)

海王星には、夢、理想、感性、スピリチュアル、夢見る夢子で地に足の付かないふわふわちゃん、といった意味があります。これらのイメージを社会との関わり、職業を意味するMCに重ね合わせていくといいでしょう。夢や理想が広がる時期であります。何かやりたいことが出てくるのかもしれません。海王星には、お金は儲からないけど、夢、理想を追いかけるという意味もあります。この時期に浮かぶやりたい仕事というのは、社会的に崇高な意味があったり、芸術活動につながるものかもしれませんが、ビジネスとしては効率の悪い、儲からないものの可能性は高いです。ふわふわとする感じで、自分は何をすべきか目標が立たず、ただただ混乱していることもあるでしょう。海王星には、弱い者を同情するという意味もあります。福祉やボランティア、病院、施設などの仕事を目指すこともありそうです。より理想主義的なもの、人を助けるもの、有意義で平凡な現実を超えたものを選びやすくなります。海王星にはスピリチャアルという意味もあり、宗教、占いなどスピリチュアルな要素のあるものにも傾倒しやすくなります。インスピレーション、直観も強くなる時期と言われています。夢、理想が広がる分、目の前の現実の仕事に対し、失望感を抱いたり、幻滅するかもしれません。

新たな夢を持ったとしても、慎重に進むことが必要です。実際には地道、勤勉な努力で実現を持ってこうどうすることになるでしょう。 一時的に自分の気分を満足させるためだったり、ノリで、それまでのキャリアを壊してしまうのは止めましょう。仕事の責任に対応できない状態で、夢、ビジョンを追求し、飛び立ってしまうことになるでしょう。また、会社をクビになったり、自分の能力を活かす仕事が無くなったりするなど、外の要因によってキャリアの変更を余儀なくされることもあります。この時期の喪失感と混乱は珍しいことではありません。

相性鑑定(ダブルチャート:シナストリー)

自分のMCに相手の海王星があれば、その人はあなたを夢見心地にする人です。あなたはこの人と一緒にいると、浮ついた気分でいられるでしょう。もしくはあなたに感性を与える相手ですね。アートや音楽の面で強い影響を受けるかもしれません。 ただ海王星はゆっくりの星なので、相手と同じ世代の多くの人が、同じところに海王星があり、その人というより、その世代の影響を受けるという言い方の正しいかもしれません。