火星のあるハウスはこの人にとって、戦場(いくさば)を意味します。戦場ということは、身体を張って奮闘するか、トラブルを起こすかということ。この人の戦い方は攻撃される時も、する時も、目に見えない、ステルス型の戦場だったりする。後ろから刺される。密告される。嫉妬され、中傷、陰口に悩まされる。直接言われず、上司に告げられる。怪文書を回す、回される。内部告発する。怒りを自分の内側に秘めてしまう。他人に妬まれたり、裏切られたりする。 12ハウス火星は、“汝、背中から刺される”とも形容されていたりしますが、実際に、背中を刺されたり、駅のホームで後ろから押されるということは、日本ではほとんど見られない現象です。夜道にも気を付けた方がよいでしょうが、それより嫉妬、中傷の方が現実的に起こりやすいです。
12ハウスは“人に言えない秘密のこと”を意味する部屋ですが、実は、育った家、家族のことが多いです。育った家庭が戦場だったという意味。親とケンカが絶えなかったとか、身体を張って奮闘しなければらないこと、必死にやらなければならないことがあったとか、そんな戦場だった可能性も高いです。