太陽
太陽
月

太陽は社会的、男性、月は人間の内面、心の問題、女性とイメージしてください。
太陽と月のアスペクトを見る場合、吉角でも0度か、120度&60度かで、少々違ってきます。0度(新月に生まれた人)は、社会と心が一体化してしまうと考えて下さい。どのようなアスペクトにしろ、自己実現にまい進することでしょう。
また、男女の価値観で診る場合は、月が女性だと考えて下さい。満月、つまり女性が輝く時に生まれた人は、女性ならかかあ天下ですし、男性なら、女性を立てる人になります。逆に新月ならば、月=女性の姿が消えてなくなります。男を立てる女性になりますし、男性なら亭主関白となります。また男性なら、女性の部下を上手に引き立てる上司になります。満月=凶角。新月=吉角と覚えると良いでしょう。

シングルチャートで、太陽と月が0度吉角ならば、性格的な偏りが出てしまいます。視野が狭くなりがちです。心と社会が一致し、社会の目を気にするためか、虚栄心も強くなりそう。仲間からは孤立しがちですが、目上の人から援助も得やすく、昇進しやすいでしょう。自尊心が強いため、下級の仕事でも良いというわけではなく、責任ある地位に就くタイプです。上下関係には恵まれますが、横の人間関係は広いとは言えないようです。真っ直ぐすぎるといった感じでしょうか。独立して個人経営などする場合には、目上の人や家族から援助を得られるでしょう。
太陽と月の0度は新月を意味します。
太陽を男性、月を女性とすると、新月は女性が姿を消している状態であります。そのため、太陽と月の0度や吉角は、亭主関白、男尊女卑を意味します。男性がこの星並びを持つと、女性を下に見る性質がでてきます。一方、女性がこの星並びを持つと、男性を立てる性質が出やすくなってきます。
0度の女性は、妻となると、世間体を重んじ、お財布に無理させても見栄を張るタイプとなるでしょう。妻としての義務をよく果たし、夫に誠実に尽くします。亭主関白な家庭になりがちですが、尊敬できる夫を選ぶでしょう。しかし、自分を捨てて、同化させてしまうので、個性と才能は失われるかもしれません。
0度の男性は、自分を立ててくれるような女性を妻に選ぶ傾向があります。明るく、人に自慢できるような社交性も兼ね揃えた女性です。
60度&120度の吉角の人は、落ち着いた性格で、人気運もあります。家族の協力を得て行う自営業や夫婦で一緒に働く仕事に向いています。独立心も強いですが、全体の利益も考えた行動もできます。サラリーマンならば、上位者からの引き立てや同僚からの支援も受けやすいでしょう。
この星並びの人が妻となれば、世間体よりも円満な家庭生活を愛する人となるでしょう。包容力があり、気心が合うことを優先に夫を選び、身分や収入に見合う範囲で楽しい家庭を築きます。夫に理解ある協力的な妻となるでしょう。
この星並びの男性は、女らしくて世話好きな女性を妻に選びます。その妻は保守的ですが、家事を喜んでこなす性格で、人付き合いも良いでしょう。

シングルチャート凶角ならば、心(月)と太陽(社会)が合っていないとイメージしてください。心とその人を取り巻く社会が通じていないのです。スタンダードな道を通りたがりません。思い通りにならないので、斜に構えてしまっているのです。そのため、不安定で好戦的な性格のため仲間から孤立しがちです。自我が強く、指図や命令を嫌うため、目上と衝突しやすく同僚とも折り合いを悪くしがちです。下積みの間は不本意なことが多いはずですが、人を使う立場になれと力量を発揮します。経営者となると、ワンマン型になりやすく、従業員や家族の非協力に悩むことになるかもしれません。仕事に関した事柄で父親と意見が対立したり、上位者の反対を受けたりすることがありそうです。家庭的な事情から自分の志望とは異なる職業に就いたり、家督の相続人の立場に置かれるかもしれません。常に自分を取り巻く環境と自分自信に矛盾を抱えることになるが、常に向上心も衰えることなくいられます。
太陽と月の180度凶角は満月を意味します。
太陽を男性、月を女性とすると、満月は女性が輝いている状態であります。そのため、太陽と月の凶角は、キャリアウーマン、かかぁ天下を意味します。男性がこの星並びを持つと、女性を立てたり、女性にやや怖がる性質がでてきます。一方、女性がこの星並びを持つと、男性を下に見る性質が出やすくなってきます。
この星並びの女性は、家庭の幸福より社会的成功を優先する性格です。キャリアウーマンの道を選ぶことにもなるでしょう。また結婚しても社会で活躍しようとします。夫の性格によっては、協力を得にくく、また家庭内で男性の役割を果たさなければならない立場に置かれることもあるかもしれません。

未来予測(ダブルチャート:トランジット)

ダブルチャート(生まれた時の太陽×現行の月、生まれた時の月×現行の太陽)で、吉角ならば、あなたの心が社会と通じ合える時期です。周囲の人たちと理解し合え、また家族の結束も強まる時期です。直面している問題があれば、よく話し合うことで、解決に向かうでしょう。
月は心を表し、太陽は社会を意味します。自分の思いと社会に調和が取れていて、考えていることが実現しやすい形になっています。最近、不調さを感じている人もネガティブにひねくれることなく、もう一度、自分の気持ちに対し、真っすぐに動き出して欲しい。この星並びの時は、素直になるのが一番。心に歪んだ部分があるのなら、消してしまいましょう。言葉や思考が現実を引き寄せてくるとしたら、この日は特に強く出るのですから。

ダブルチャート凶角であれば、周囲の人たち理解し合えていない可能性があります。もう一度、冷静に周囲の人たちとの関係を見つめてみましょう。他人や家族との間に困難な問題を感じるかもしれません。
月と太陽が180度に位置するのは、満月。月が女性、太陽が男性を意味しますが、満月は最も月、つまり女性が最も輝く日。90度も効果は弱くなりますが、同様の意味です。女性が社会で力を発揮し、かかあ天下になりやすい。女がカッコよくなる日なのです。また太陽は社会、月は心を意味し、ハードアスペクトの場合は、心と社会がバラバラということを示しています。期待通り、思い通りには世の中には受け入れてもらえない状態になりやすいです。

しかし、太陽と月はともに脚が速いので、吉角、凶角とも数日間で終わってしまいます。特に現行の月は1日で、吉角、凶角の域を去ってしまいます。ですから、生まれた時の月と現行の太陽の吉角の時期を有効に活かせると良いでしょう。

相性鑑定(ダブルチャート:シナストリー)

相性鑑定では、吉角では月のある側が、太陽のある側の人を引き立てる、持ち上げることでしょう。月は心で、太陽は社会、もしくは社会的目的なので、思ったことを実行に移しやすい関係となります。太陽の方が引っ張っていくと言われますが、実際は社会的に上位に立つ方がリードしているように見えます。
凶角では、月のある側がよく頑張ることになり、力を発揮することでしょう。ただそのゴールは太陽の人のものだったかもしれませんが。凶角はもともと出過ぎるという意味がありますが、太陽と月では、月が輝くという意味になります。

男女の相性鑑定では、太陽と月が吉角なら、男性主導、つまり亭主関白。
太陽と月が凶角ならば、女性主導、つまりかかぁ天下になりやすいです。表には出ていなくても、最終決定権が男性、もしくは女性側になりやすいです。