9月の上旬はちょっと注意してね。
9月上旬ごろには、ちょっと星の数の多い、ヤバいTスクエアができるのよ。
(このチャート図は、分かりやすくするため、必要な星だけを表示しています。)
いて座の木星♃、うお座の海王星♆は90度凶角を形成したままなのだけれど、そこへ、おとめ座に4つも星がやってきてしまう。
で、6個の星でTスクエアが形成されてしまうわけよ。
太陽☉、水星☿、金星♀、火星♂という脚の速い星だから、6つの星が同時ということはないでしょうけど、まぁ、5つの星で120度吉角が組み合わさった正三角形、グランドトラインができるのよ。
つまりね、強い凶角と強い吉角が同時にできてしまう、というわけよ。
星は全部で10個しかないのに、そのうち、8つはTスクエアか、グランドトラインに関わっている。
なかなかこんな星並びは無いわね。
まぁ、よく星占い師は、ブログなんかで、 “水星逆行だから注意!” とか、煽ることをよく言ったりするけど・・・星の現象としてはまったくその通りなんだけどね。私がそれを煽って警告するほどのものかどうか、という判断は、その “レア度” みたいなところで、事の重大さを見ているところがあるのよね。
例えば、水星☿の逆行なんて、年に3回ぐらいあるのよ。1回につき、だいたい1ヶ月間ぐらいだから、合わせて年3ヶ月間くらい。
なんかヤバいことが起こるかもしれないけど、それって、毎年、年に3回あるくらいの “慣れた” ヤバいことみたいな。
まぁ、あんまり記憶に残るようなヤバいことじゃないんだろうな、と思えてくるわけよ。
逆にさ、なんかヤバいこと、起るんじゃないかしらって、わくわく期待しても、それほどのことが起こらなかったなんて、皆さん、経験済みでしょ。年に3回もあるようなレベルのことだからね。
逆行で言えば、まぁ、木星♃なんて、毎年、だいたい同じ時期に4ヶ月間ぐらい逆行するけどね。
こうなってくると、 “季節もの” という感じで、いちいち大騒ぎするほどのことではないでしょ、と思うわけよ。
でもね、この星並びって、数十年に1度とか、もしかすると、一生に一度だよね、というのは、記憶に残るような、ヤバいことが起こる可能性が高い。
東日本大震災の時は、木星♃、土星♄、冥王星♇がTスクエアを作っていたからね。木星♃は1周するのに、12年かかる。土星♄は30年。冥王星♇は240年以上。つまりこの3つの星がTスクエアを作るなんて、百年に1度くらいなわけですよ。こういう時は警戒しなければならない。ちなみに2011年の3月は、そのTスクエア上に水星☿まで乗ってきていてね。そもそも木星♃、土星♄、冥王星♇の3つの星の凶角アスペクトは、経済的に大きなマイナスがあることを意味するからね。そこに水星☿までかかってしまったから、甚大な交通マヒが起こったという感じかしら。
こんな星並びがあると、警戒しなければならないけれど、ただチャートを見ても、どんなことが、どのくらいの影響力をもって起こるのか、見当がつかないのよね。
で、今回の6個のTスクエアの星を見ると、太陽☉、水星☿、金星♀、火星♂、木星♃、海王星♆という顔ぶれ。木星♃は入っているけど、あんまり “財” という感じはしないわね。
水星☿、火星♂が入っているから、口ケンカとか、議論での衝突かしら。
金星♀、海王星♆が入っているから、メンタル系のダメージじゃないかしらね。かなりの独りぼっち感かしらね。
で、もう1つのグランドトラインの星の見ると、太陽☉、水星☿、金星♀、火星♂、土星♄、天王星♅という顔ぶれ。ただ、この6つが同時にできることなく、太陽☉、水星☿、金星♀、火星♂の星が順番に作っていくという感じなのよね。よく重なって、5つの星でのグランドトラインかな。
グランドトラインは、強い吉角だけど、土星♄なんかが入ってくると、ハッピーさというか、華やかさが出てこないのよね。安定感はあるだろうけど。
6個の星のTスクエアと、5個の星のグランドトラインが同時にできるというのは、確率的にどのくらいのものかしらね。百年に一度かしら? 数百年に一度? 正直、私の頭では計算できないわよ。
悪いことばかりではなさそうだけど、何が起こるのか、よく観察しておきたいわね。