ホロスコープ講座について 2023年版

台風が過ぎ去ると、秋らしくなっていくんですかね。

私はホロスコープ講座を始めたのが、2014年4月ですので、もうあと半年で、講座歴が10年となるのですよ。

まぁ、いろいろ考えているわけですよ。

参加者の方々はホロスコープを読めるようになりたくていらっしゃるわけですが、そのままプロになっていくほどに身に付けた人もいる一方で、そうでない人たちもいる。何らか、私の講座から吸収はしてもらっているのでしょうが、その違いは何なんだろう?と考えているわけですよ。まぁ、この10年ずっと考えて続けているわけですけどね。で、ちょっとずつ改良していって、今の形に至ってるわけですよ。

できればですね、参加者全員にすらすらと読めるようになってもらいたいんですけどね。

で、数年前から、参加者さんにどのくらいの星占いに関する勉強歴があるか、事前にアンケートで尋ねておりまして、まぁ、こちらも心の準備と言いますか・・・最近の傾向として、最低でも1,2人はプロの方がいらっしゃいますね。多いと4割くらい。プロといっても、電話占いくらいの副業レベルの人もいらっしゃれば、テンポでバリバリ対面鑑定をされている人までレベルはいろいろですけね。占いの分野に関しても、タロットカードで占い師をやっているのだけれど、西洋占星術が弱いので強化したいとか、四柱推命や手相をやっていて、西洋占星術も興味があって参加されたとか・・・。

そもそもですね、私、“星占い師つぼぼ”は、一般の誰でも知っているというような有名人ではございませんのですよ。つぼぼの名を知っている人は、たいがい、ホロスコープを実際作成してみて、アスペクトか、ハウスの意味を検索して、私のサイトにたどり着くような人たちですよ。

実際、参加者の半分くらいは、すでに他のホロスコ―プ講座に通った経験がある人とか、今も通っているとか。本を買って読んで、ホロスコープを作成したみたけれど、どうにも読めずにつまづいている人とか。独学で1、2ヶ月から数年、多いと10年以上も勉強された方がいらっしゃる。

つまり、私、つぼぼのことを知っているような人はすでに“ちょっとマニアック”な人たちだったりするんですよね。西洋占星術をこっそり勉強中と周囲には言いにくいですしね。

で、参加者さんたちの事前のアンケートから、“ホロスコープの情報が多過ぎて、どこから読んでいったらよいのか分からない” とか “お客さんの前で早く読めるようになりたい” というようなこともよく書かれておりましてね。つまり、この辺りの “どう整理して行ったらよいか” というコツと言いますか、テクニックな部分により重点を置いて行くようにしたのですよね。

そこで、今年の後半から変更した点が、講座①「相性鑑定」、講座②「未来予測」とした点ですね。入れ替えました。

以前は、講座①を「未来予測」としていました。

だってね、普通、占い師としてまずできるようになりたいのは、過去とか、未来とか、時系列での運気を読めるようになりたい事じゃないですか。

星ひとみさんだって、レオンさんだって、シウマさんだって、“あなた、○○歳の頃、精神がやられていましたね。”とか言って、まず過去を当てるじゃないですか。そういうことをさらりとやれるようになりたいですよね。

占い師として先にマスターしたいでしょうから、講座①に「未来予測」をしていたのですがね・・・

講座を続けて、参加者のリアクションを見ているうちに、もっとテクニック的な順番に割り切っていいのかなぁと思うようになってのですよね。

相性鑑定も、未来予測も使うのは2重円(ダブルチャート)のホロスコ―プなんですよ。

で、相性鑑定は、動かない2つのホロスコ―プを重ねてアスペクトを見つけて読んでいくのですが、

未来予測は、同じ2重円でも、一方は現行(トランジット)の動く星の動きを予測しなければならない。

だって、未来予測において、人が知りたいのは、“私はいつ運が良くなる?”ということですので、鑑定している人にとって運気が良くなる場所にいつ星が来るかを見つけならないのですよね。まぁ、それができるようになれば、逆に過去の良かった時期、悪かった時期も分かるようになるわけですけどね。

つまり同じ2重円を読むにしても、星の動かない相性鑑定と、星の動く未来予測では、未来予測の方が難しいに決まっているわけで・・・でも、その前にどのアスペクトを重視すべきか、ある程度整理できるようにしなければならない。相性鑑定では、その整理の仕方のテクニックに重点を置いて講義すると。

参加者の事前のアンケートによると、 “アスペクトをどこから見ていったらよいか分からない” という言葉も多く見受けられますからね。つまり整理の仕方ですよね。この辺りも求められているわけですよね。

で、私の講座は初級者用ではありますが、1重円のホロスコ―プはほんのちょっとしか解説しなくて、すぐに2重円のホロスコ―プ解説になっていきます。というのも、1重円では、10個の星ですが、2重円は20個で、皆さんが困っているのは2重円の方なんですよね。

“10個ならともかく、20個は多過ぎて、どのアスペクトから読んでいいか分からない。”という声が多く・・・それに応えていると。で、ほぼ最初の講義から2重円を読んでいるような感じであります。

もうこれはかなり以前からの引き続きのことでありますが、参加者の生年月日で作成したホロスコープをサンプルに、解説しています。やっぱりホロスコープの勉強って、情報量が多いのですよ。で、それをたらたら喋っていると、たいがいは眠くなる。眠くなって当然。そこで、お客さんの生年月日がホロスコープ解釈し始めたら、ショー的な要素があるのか、皆さんが聞き入ってくれるのですよね。リアルな話は面白いですからね。まぁ、眠気防止が目的の1つですね。で、ホロスコープの勉強内容を小出しに混ぜながら、展開していくというスタイルが出来上がったのですよ。

私の講座は全体では、前半はアスペクトで、後半はハウスにしています。

これもね、よく“アスペクトとハウスは、本では同じようなことが書いてありますが、どう違うのですか?”という質問がよく出てきます。

実は、前半をアスペクト、後半をハウスに集中させることで、両方のエッジを立たせているのですよ。

アスペクトとハウスの違いというのは、文章では上手く伝わらない。本を読んでも違いが理解できない。分かるようで、よく分からない。だから、実際に鑑定して見せて、そのお客さんから出てくる言葉やリアクションから、ハウスが描くものをつかんでもらいたいのですよ。

で、実際、勉強中の方ではなかなかハウスを診る機会が少ないのですよね。だってね、生まれた時間が言える人って、友人や会社の同僚レベルではあんまりいないですからね。普通に生活していて、出生時間を必要とされることなんて無くて、まぁ、使うのは、西洋占星術と、四柱推命と紫微斗数の占いくらいですよ。

ハウスを読もうにも、サンプルは自分とお子さんくらい。旦那さんの生まれ時間すら分からないことなんて、ざらですからね。

だから、なかなかハウスを読む実践経験は積む機会は、アスペクトに比べて50分の1以下ぐらいになりますね。そりゃ、ハウスとアスペクトの違いを知ることは難しい訳ですよ。

で、私の講座④「リロケーション」(名古屋講座では⑤)では、より“ハウスとは何ぞや”ということを実感してもらうことになります。

たいがい、前半のアスペクトを終えると“アスペクトって面白いですよね。星占いはアスペクトですよねぇ。”という感想をよく聞きますが、後半のハウスの終える時には、“ハウスも面白くて、奥が深いですよねぇ。”という言葉が聞かれます。

サイン(星座)はね、ハウスと一緒に解説していく方が分かりやすいと思うのですよね。私の講座では、星×ハウス×サイン(星座)という形で実際にハウスを読んでいきます。本やサイトでは、星×ハウス、星×サインという形でしか表は書かれていませんが、講座ではね、せっかくなので、星×ハウス×星座の形で読む実践スタイルに見慣れて欲しいですからね。

そんな感じでハウスの全体像をつかんでもらおうとしているのですよ。

で、アスペクトとハウスの違いがつかめれば、どう使い分けていいかが分かってくるのですよね。

そうすれば、よりホロスコープが頭の中で整理された状態になっていくわけですよ。

私ね、知識を詰め込むより、まずは早く相手に答えられるようにした方がいいと思うのですよね。そのためにはしっかり整理されていた方がよいです。

ということで、

明後日は、名古屋で2023年の後半シリーズの2回目を、10月14日(土)、15日(日)には大阪で、12月9日(土)、10日(日)には福岡で開催します。

まもなく参加者を募集していきますが、来年3月30日(土)、31日(日)には東京で開催予定であります。

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